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リメイク版FF3・短編集
私は"私"をやめてみた
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の方がいいと思うけど、女の子のレフィアにとってはあぁいうのが好きなのかな」


「 ……お、そうだ。イングズ"私"やめたんだし、おれが代わりに"わたし"やろっかな〜?」


「何云い出すのさルーネス。僕と同様、黙ってたら女子に見え兼ねない君がそれをやったら、"そっち"の人になるよ」


「えぇ〜? アルクゥってば"わたし"に厳しいなぁっ」


「もう勝手にしなよ……」


「お前ら二人して何ぐずぐずしてる! 置いてかれたいのかッ?」


「うひゃ〜っ、イングズだけにぐずぐず〜!」


「ルーネス……お前、俺様に殴られたいか?」


「わ〜ん、イングズが"わたし"をイジメる気だぁ! コワイよぉっ」


「お、お前……やはり女だったのか!?」


「は? 何云ってんだ、んなワケ────うわっ、いきなり抱き付くなんてどういうつも……っ」


「俺様の"もの"になれ」


「あ゛……アホか〜〜っっ?!」


「アルクゥ、これどういう事!? ルーネス、女子だったわけ?!」


「はぁ……レフィア、それ付き合わなきゃダメ? 小さい頃、一緒にお風呂入ってた事あったけど、ちゃんと男の証は────あれ、どうだったかな」


「意味深発言やめろアルクゥ〜〜! く、くるしっ……、はなせぇ〜〜っっ」


「安心しろ、この先何があろうと俺様がお前を守ってやる。────だから、きすらせろ」


「へ……? ちょっ、やめ………!!?」





「 ────むっはあ?! やめろぶぁかやろーーっっ!!? ………あ? ……ユメ??」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「どうした、熱でもあるのか? 紅いぞ、顔」


「な……何でもねーから顔近づけんな! オンナじゃ、ねぇしっ」


「 ………? 何を云ってる。そういえばひとつ思い付いたんだが、私は"私"と云うのを


「 却下あ゙!!」




End
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