私は"私"をやめてみた
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の方がいいと思うけど、女の子のレフィアにとってはあぁいうのが好きなのかな」
「 ……お、そうだ。イングズ"私"やめたんだし、おれが代わりに"わたし"やろっかな〜?」
「何云い出すのさルーネス。僕と同様、黙ってたら女子に見え兼ねない君がそれをやったら、"そっち"の人になるよ」
「えぇ〜? アルクゥってば"わたし"に厳しいなぁっ」
「もう勝手にしなよ……」
「お前ら二人して何ぐずぐずしてる! 置いてかれたいのかッ?」
「うひゃ〜っ、イングズだけにぐずぐず〜!」
「ルーネス……お前、俺様に殴られたいか?」
「わ〜ん、イングズが"わたし"をイジメる気だぁ! コワイよぉっ」
「お、お前……やはり女だったのか!?」
「は? 何云ってんだ、んなワケ────うわっ、いきなり抱き付くなんてどういうつも……っ」
「俺様の"もの"になれ」
「あ゛……アホか〜〜っっ?!」
「アルクゥ、これどういう事!? ルーネス、女子だったわけ?!」
「はぁ……レフィア、それ付き合わなきゃダメ? 小さい頃、一緒にお風呂入ってた事あったけど、ちゃんと男の証は────あれ、どうだったかな」
「意味深発言やめろアルクゥ〜〜! く、くるしっ……、はなせぇ〜〜っっ」
「安心しろ、この先何があろうと俺様がお前を守ってやる。────だから、きすらせろ」
「へ……? ちょっ、やめ………!!?」
「 ────むっはあ?! やめろぶぁかやろーーっっ!!? ………あ? ……ユメ??」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「どうした、熱でもあるのか? 紅いぞ、顔」
「な……何でもねーから顔近づけんな! オンナじゃ、ねぇしっ」
「 ………? 何を云ってる。そういえばひとつ思い付いたんだが、私は"私"と云うのを
「 却下あ゙!!」
End
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