第三話 転生者
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何の関係もないだろう?」
「俺もお前みたいに守るものがあるからな、俺にも力がいる。それに、お前、何の力もないだろ」
「うぐっ?」
「だから、お前に力をやる、だから、俺にも協力しろ」
「そ、そんな事言われて、はい分かりましたなんて言うとでも?」
「思っちゃいないさ、これをみてから協力関係になるかどうか決めてくれ」
そういいながら俺は、何処かから取り出した、戦国ドライバーとロックシードを渡す。
それは、イニシャライズが済んでいない戦国ドライバー、俺はそれをこいつに渡す事にした。
俺はこいつが必要だ、冷静な判断力、俺と同じ願い、それを叶えようとする行動力の高さ、俺はそれを見込んで、戦国ドライバーを渡した。
願わくば、協力ができる様に…
「その力はお前が選ぶ運命だ、お前が決めろ、協力するか否は、その後で良い。それを付ければ協力、返せば非協力そう言う事だ」
俺は古河に背を向けて言い、その場を後にした
〜遥side〜
「お、おいちょっと待て……行っちゃったな」
僕は考えていた、高梨桐葉と言う男を
彼奴は何なんだ、力?これが…力。こんな物で僕は強くなれるんだろうか、まだ、信じられない、ここは、あの男を観察してそれから決めよう、信頼するに値するのかを。
そう決意すると、手に持った、戦国ドライバーとロックシードをカバンの中にいれる、ロックシードにはLSー19と書かれており、アセロラが描かれている、アセロラロックシードだった。
〜桐葉side〜
あの後、保健室により、帰る準備をしていた、理央と一緒に帰った。
帰った後に、部屋で古河の事について考えていた。
彼奴は、本当に男なのかと言う事だ、何故そんな事をと思うかもしれないが、始めてしゃべって、彼奴の声が、男子高校生にしては、高すぎると言う事だ、単にそう言う声だと言うなら判るが、彼奴には喉仏というものがなかった、喉仏と言うのは喉の中間にある、甲状軟骨が外に突き出ていて高くなっているところで、成年男子にはっきり見られるもののことである。
それがないと言うことは必然的に、性別が女性ということになる。
だが何故、男子の制服をきているのだろうか、まぁ、そこには事情があるのだろう。
この時の俺は、その事情が、すぐに判るなんて、思ってなかった。
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