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東方変形葉
幻想変化
東方変形葉53話「決戦!?vsレミリア」
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次第に意識を遠ざけて行った。



「よっと。」
落下したレミリアを受け止める。意識が切れる少し前にスペカを止めたのだ。
「・・・わかっているよ、ちゃんと。レミリアは俺の実力を測りたかっただけなんだよね?」
そういうと、レミリアは少し困ったような顔をした。
「あら、ばれていたの。」
それに気が付いたのは戦い始めた少しあとだ。
「ちょっとだけ、危険な運命が見えたから一度あなたの力を試してみたかったのよ。」
「危険な運命?」
「ええ、ちょっとだけね。まあ、結構先の話かもしれないわね。あなたはそんなに気にしないでいいわよ?あなたにあれだけの力があればその危険な運命にも正面から向き合えるわ。」
それは嬉しいが・・・いったいどんな運命なのだろうか。
「まあ、貴方に負けっぱなしだから鬱憤を晴らしたいというのもあながち嘘ではないわね。」
ぎゅっとレミリアの抱きつく力が強くなる。
「お嬢様・・・。」
「心配かけたわね咲夜。裕海ったら意外と容赦ないんだもん。」
そう言っているが、顔は笑顔そのものだった。
「裕海、力のあるお二人が戦っても館が壊れなかったのはあなたが結界を張ったからかしら?」
「・・・はて、何のことやら。」
一応結界を張って衝撃に耐えられるようにした。そうしないと、朝になったら「紅魔館無くなっちゃった、てへ☆」っていうことになるしな。
「ねえ、裕海。」
「ん?」
レミリアが甘えるようにしてひょいと身を起こし、俺の首筋にかみついた。
「つっ・・・」
一瞬の痛みの後は、たとえようのない快感のようなものが全身に広がった。
吸血鬼の“吸血行為”だ。文字通り血を吸い、自分の食事にしたり自分の眷属にできたりする。これは多分前者の方だろう。
「ぷはっ・・・あなたの血、結構おいしいわね。」
「そう?」
どんな味なのか聞きたいところだが、こらえておこう。
「さてと、そろそろ帰らないと。」
「あら、もう帰るの?」
レミリアが俺の体から離れた。強制するつもりはないのだろう。
「ん、結構疲れたから帰って寝るよ。じゃあおやすみ、今日は楽しかったよ。」
スキマを開き、家に戻った。
「・・・あの運命はいつ裕海に降るのかしら。早ければ・・・」



紫「やっほ〜、裕海〜!」
裕海「寝る」
紫「えぇっ!?このゆかりんが来てあげたのに寝ちゃうの!?」
姫雪「裕海様は疲れているの〜!」
裕海「そーゆーこと。じゃあおやすみ。」
紫「いやいや、ひとつだけ話をさせて!」
裕海「なにさ」
紫「あなたに仕事よ。明日あたりに飛んでもらいたいわ。」
裕海「うん?また外の世界に異変?」
紫「いいえ、違うわ。今回は魔界の調査よ。」
裕海「魔界?」
紫「そう、魔界。魔界で異変が起きているみたいだから行ってきてほしいの。
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