幻想変化
東方変形葉53話「決戦!?vsレミリア」
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んだか複雑だな。
今日は家の中でのんびり過ごし、そして夜になった。紅魔館へ行くのだが、一人でって言っていたから姫雪たちはスキマで見物という形になった。
「「「裕海様〜、がんばって〜!」」」
「・・・別に戦いに行くわけではないんだけど。」
そう、この時まではそう思っていた。
「いらっしゃい、裕海。」
紅魔館に入ると、レミリアがカリスマを出しながら立っていた。カリスマ!いや、なんでもない。
「今日は何の用?」
「葉川裕海、お前を倒させてもらう!」
・・・はい?
「・・・なぜ?」
「だって、あなた人間よね?」
「そうだね。」
「私は吸血鬼。あなたは人間。つまり・・・負けっぱなしでは気分が悪いのよ、さすがにね。」
・・・忘れていた。レミリアが吸血鬼に誇りを持っていることを。スペルカード戦とはいえやはり人間の俺に負けが続いているのは喜ばしくないのだろう。
「だから、今日はこの場でしっかりと決着をつけたいと思うの。スペカは別に使っていいけど、どちらかというと“本気”で勝負したいからね。」
そのとき、妖精メイドがやってきて、
「ではお二人の決闘を始めます。3・・2・・1・・・」
「えっ、はや・・・」
「0!」
その掛け声とともにレミリアが体当たりをしてきた。それをばっと避ける。
「さすがは“未来読みの賢者”。これを避けられるなんて思っていなかったわ。」
「やるしかないか、仕方ない。それなら、こっちも全力でいかせてもらうよ!」
「来なさい。この美しき月の下で、お前は灰と化す!」
「君はこの変化の嵐に、どれだけ耐えられるかな!」
変化「真・弾幕結界〜星散〜」
星の形をした弾幕が一瞬でレミリアの周りを覆い尽くす。
「この程度、最速にして最強のレミリア様の敵ではない!」
ばっと光線を放ってきた。星々をとんでもない勢いで吹き飛ばして行く。
だが、狙い通りだ。
「っ!?」
吹き飛ばされた星々は障害物と化す。アステロイドベルト、つまり小惑星帯のようになる。
ある変化をいじって固定された星々は、外部の力ではどうにもできない。
お嬢様が裕海とたたかっておられる。正直、メイド長である私にとっては掃除の手間が増えるのでやめていただきたいが、お嬢様のご命令なのでそういうわけにもいかない。
「この程度、最速にして最強のレミリア様の敵ではない!」
裕海が仕掛けた星々は軽々とお嬢様の手によって吹き飛ばされた。裕海にしてはなんだが抜け目のある、あっさりとしたスぺカのやぶられかただけど・・・
「っ!?」
お嬢様が驚かれていている。なんだろうと思ったら、なんと、吹き飛んだ星々が館全体に散らばり、見事にお嬢様の動きを封じていた。星々は何らかの術をかけているのか、動きそうにはなかった。
まさか
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