幻想変化
東方変形葉53話「決戦!?vsレミリア」
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「・・・というわけなんだよ〜。」
「いつからいたのよ。」
朝はアリスの家でゆっくりすることにした。姫雪たちはまだ起きておらず、起きたら知らせが来るように仕掛けをしてスキマでアリスの家に来た。
「まあ、あのお子様吸血鬼が考えることだしね。」
「一応ちゃんと行くけど、レミリアって何気にすごい命令を下すからなぁ。今からフランと戦えだの、全員分の料理を作って持って来いだの。人づかいが荒いんだよね。」
とんでもない無茶振りをされたこともあったな。つまらないからとりあえず面白いことを言えとか。
「単に甘え下手なだけだと思うけど・・・」
「ん?なんて?」
「いえ、なんでもないわ。それにしても、男の子なのによくこんな時間に起きられるわね。男の子ってなんだかほっといたら一日中寝てそうな気がするもの。」
すごい偏見だな。・・・まあ、そんな人もたまにいるけどね。外の世界に居た時にある人が寝坊して、しかも学校に来たのが5時間目ごろで、なんでもその前まではずっと寝ていたとか。
「しゃんは〜い!」
「あれ、上海。いつからそこにいたの?」
いつの間にか頭に乗っていた。軽くてわからなかった。ひょいと持ち上げると、人形なのにものすごくかわいい笑顔になっている。こうしてみると、きらちゃんやほたるちゃんとあんまり変わらない。
「どう?あれから人形のつくりを人間に近づけてみたの。」
あれからっていつからなのだろう。
「ああ、確かに。布の生地で作ったとは思えないな。本物の肌みたいだ。」
「魔理沙には『何でできてんだ?もしかして、人の皮を剥いで作ったのか?』なんて言われたわ。」
「なかなか怖いことを言うな。」
あははと、笑いながらそういう。
「しゃ〜んは〜い!」
「ん?ああ、はいはい。」
上海が机の上にペタッと座って頭に手をのせていたので、頭を撫でてほしいと言っているのがわかったので、頭を指で撫でる。
なんだか上海がスペカ戦でどんな働きをしているのか見たくなる。
その時、ウエストバッグに入っていた紙切れがぴらっと俺の顔の横に現れた。
「おっと、姫雪たちが起きたみたいだからそろそろ帰るね。紅茶ありがとう。」
「ええ、どういたしまして。ああ、そうそう。新しい人形の制作を頼もうかしら。」
「うん?ああ、いいよ。いつもの感じの人形?」
「いいえ、この紙に書いてあるからそれをお願い。」
紙を受け取る。たたんでいる紙を広げると、
「・・・『ゴリアテ人形』?うわっ、こんな巨大なのを作るの!?」
「簡単よ?普通の人形を作って、それから巨大化する術をかければいいの。あなたなら簡単でしょう?」
そりゃあ、できるけど。いったい何に使うんだ?
「もちろん、戦闘用だから少し頑丈に作ってちょうだい。」
「そ、そう。」
今さらだけど自分の作った人形が出征するのはな
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