第2章 秘密の恋人
2-3 大好きな人
大好きな人
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「そうだよね。男のコってきっとそうなんだよね」
ケンジは慌てて顔を上げた。「でっ、でも、俺、おまえの着替えてる姿を見て、マユを抱きたい、マユじゃなきゃだめだ、って思ったんだ」
マユミはクスッと笑った。「それって、単純にあたしが隣に住んでたから、ってだけなんじゃない?」
「違うね」ケンジは少しムキになって言った。
「ほんとに?」
「二目惚れ、ってあるだろ?」
「何それ。あたし聞いた事ないよ、『二目惚れ』なんて」
「初めて会ったわけじゃないのに、何かのきっかけでいきなり燃え始めるって事だよ」
「あたしたち生まれてからずっと一緒なのに?」
「それまでただの友だちだった相手を急に好きになる、って事だよ。あるだろ? そういう事」
「確かにね。ケン兄はあたしにその『二目惚れ』だったんだね」マユミは微笑みながらカップを持ち上げた。「嬉しい……」
「マユ……」ケンジは優しくマユミにキスをした。マユミはケンジの背中に腕を回した。そしてそのまま二人は柔らかなカーペットの上に倒れ込んだ。
「ケン兄、横になって」
「マユは上になるのが好きなのか?」
「ううん。今日は……」マユミはそう言いながら、仰向けになったケンジの黒い下着の膨らみに手を当てた。
「マ、マユ?」
ケンジのその部分はすでに大きく硬く怒張していた。マユミはおもむろにケンジの股間に顔を埋めた。
「マユっ!」ケンジは頭をもたげ、慌てた。
マユミは彼の下着を一気に脱がせ、飛び出して跳ね返ったそれに舌を這わせ始めた。
「だ、だめだ! マユ、やめろ!」ケンジは上半身を起こし、真っ赤になって叫んだ。
上目遣いにケンジを見上げたマユミは言った。「オトコの人ってこういう事されたいんでしょ?」
「む、無理しなくていいよ。マユはそんな事しなくてもいいから」
「えー。気持ち良くしてあげたい。ケン兄を。昨夜あたしにもしてくれたじゃん。同じような事」
「い、いいよ、マユ、お、俺、おまえにそんな事されなくても、ああっ!」
マユミはケンジの制止も聞かずその大きなペニスを咥えた。そして口を前後に動かし始めた。
敏感になった先の部分にマユミの歯が少し当たって、ケンジはじりっとした痛みをそこに感じた。
「う、ううっ! だ、だめだ……マ、マユ……」
マユミが舌を使ってその先端を舐め始めた時、
「あ、ああっ! マユ、マユっ! やめてくれっ!」ケンジはとっさにマユミの口から自分のペニスを引き抜いた。そして膝立ちになり、自分の手でそれを握りしめると、「ぐっ!」と言って身体を仰け反らせた。
ケンジが慌てて両手で自分のペニスを包みこんだ瞬間、
びゅるっ! びゅくびゅくびゅくびゅく!
ケンジは自分の手の中に激しく精を放ち始めた。彼の指の隙間からはぼたぼ
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