暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
28ーエキストラトラック (氷帝、今宵、狂詩曲で死神と舞う)
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!」
「おっと♪」

カウンターで片手剣で攻めてくる。しかも氷のサブウェポン付きだ。
氷漬けや氷で串刺しは嫌なので一旦距離を取る。

「…」
「君…強いね。さっきの不意打ちも良かったよ!」

僕はにこやかにマントの少年の…レッドギルド『ラフィン・コフィン』を示すエンブレムをみて、話しかける。

「それなのにラフコフか〜!POHもいたら楽しい演奏会になったのに…」
「…」

僕が喋るのを隙だと思ったのかソードスキルと共に氷柱が襲ってくる。

「君の氷。僕が溶かしてみせるから♪…bis♪」

僕は8連撃のソードスキル『チャリオットドライブ』と『奏剣』スキルをつかい2回連続ソードスキルで氷柱と相手のソードスキルをさばく。

「??」

しかしなんとマントの少年はそれを…
空中を2回片手剣で振ったかと思うと氷の刃を2つだし。
僕の大鎌に出すことで止めたのだ。

「がはあ…??」

そして相手のソードスキルが見事に僕を捉える。
…残りHPは4割。まずい。しかもダメージと氷が張り付いていて立てない。
ゆっくりと近づくマントの少年。

ああ…僕…死ぬのか…詩乃に謝らず…

…いや。僕は!

俺の出番か?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「終わりだ。」

手こずったが。赤いコートの少年は氷に張り付いて動けない。
トドメの一撃を与えようとした瞬間。

「終わったと…思ったか?」

その少年の雰囲気が変わった。次の瞬間。僅かに大鎌の軌道が見え、咄嗟に片手剣でパディングする。
その少年は今までの雰囲気とは違う…威圧感があった。

「俺の『デビル・ゼロ』を弾くなんてやるじゃないか…大変だ〜♪てね?」
「お前…誰だ?」
「ああ、名乗って無かったな。」

その少年は後ろに飛び、大げさな挨拶で。

「音の死神。スノードロップ。親しみをこめて俺の事をスノーとよんでくれ。お前は?」
「俺は…」

片手剣を構え

「ーーー。」
「へえ…嘘くさい名前だね。」

そう、スノードロップが言った瞬間。お互い同時に突っ込む。片方は『氷帝』もう片方は『音の死神』の異名を持つ少年同士。

「おしまい?君に捧げる狂詩曲を♪??」
「はああああああああ??」

カキィン??

両方ともすれ違い…甲高い金属音がしたと思うと2人の周りに氷の壁が出来上がる。

「…」
「…」

そして2人の武器は。

お互いファンブルして自分の前に刺さっている。

「引き分けか…」

俺は片手剣を持つ。しかし片手剣はもう破損寸前だった。
俺は武器をしまい。

「…ひさしぶりに楽しめたよ。」
「なら良かった♪
…まさか『俺』を
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