十一話:悪魔の駒
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かけたな。」
よかった……あれは夢だったんだな、変態が最近現れないから何かあるんじゃないかと疑っていたから見た夢なんだろうな、そうだ、そうに決まっている―――
(では復習を始めますよ『毒』と書いてなんと読みますか?)
(((((((ご褒美です!!!)))))))
(はい、正解です。次は―――)
夢じゃなかった……。
Sideバジル
一誠殿……一体どうしたのでしょうか?
授業中に突然うなされてから、明らかに精神的に疲労している……一体何を見たのでしょうか?普段はオカルト研究部には来ないのに今日は真っ先に来てクローム殿に膝枕をしてもらって横になっていますし……余程酷い夢を見たんでしょう。
「あら、バジル早いわね――って、一誠が倒れてる!?後、あなた誰!!?」
「兵藤クローム…です。お兄ちゃん…何だか辛そうだったから休んでもらってるの……。」
「そ、そうなのね……意外と繊細なのかしら一誠は。それと、ようこそオカルト研究部へ。」
「うん…勝手に入っててごめんなさい。」
「気にしなくていいわよ、一誠の妹なら別に問題はないわ。」
「ありがとう。」
なんでしょう?リアス殿――親方様が拙者を手招きして呼んでいます。
「なんでしょうか?親方様。」
「あの子本当に一誠の妹なの?似てないんだけど…主に性格が。」
「間違いなく一誠殿の妹だと聞いています。」
「私とお兄様以上に性格が違うわね……一誠が突然変異なのかしら?」
「あはは……。」
今の話を聞かれてたら間違いなく拙者の首が飛びます、物理的に。
「……お疲れ様です。」
「今日は小猫も早いわね。」
「あ…小猫ちゃん。」
「……クロームちゃん、さっきは麦チョコありがとうございました。……おいしかったです。」
「気にしないで…お兄ちゃんが私の為にコンビニにあるの全部買ってきちゃったから…一人じゃ食べきれなかったの。」
シスコンだ!!!
誰も言葉には出さなかったですが、恐らくこの場にいる全員の気持ちは一致していたでしょう。
「こ、小猫とクロームは知り合いなの?」
「……はい、一緒のクラスの友達です。」
「友達…。」
「そう、小猫と仲良くしてね。」
「うん…。」
「一誠と違って素直で可愛いわね、あなたオカルト研究部に入らない?」
「人の妹に手え出すんじゃねえ!!!」
「………そう言う意味で言ったわけじゃないんだけど。」
「お兄ちゃん…//////」
一誠殿はクローム殿を溺愛してるでござるな……この姿を見れば皆の評価もガラリと変わるのに……一誠殿は普段の行いで本来持っている優しさを台無しにしすぎです。まあ、それがなければ一誠殿とは呼べない気がしますが。
「部長、大公から連絡が―
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