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72の悪魔と契約した暴王
第2話 幼なじみというのはよくわからない
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やあ、皆の衆。
俺はさっき聖石矢魔高校を退学になったぜ。
理由はとっても簡単、他校の生徒を4日連続でボコボコにしたから。
まあそんなわけで、俺は天下の不良高校の石矢魔に転校する。
なので俺は今転校のために荷物をまとめているのだ。





まずは、クローゼットから服を取り出してカバンに詰める。
その次は制服だ、向こうは基本どんな制服でもいいらしいから助かる。


「ん?なんだこれ」


俺は落ちていた写真を拾う。
それはこの間、六騎聖のみんなと撮った写真だった。
確かこれは新六騎聖ができた記念にゴールデンウイークに山に行った時の写真だ。
静をナンパしていた不良達をボコボコにしたのもいい思い出だ。
勿論これも持って行く。



他にも色々出てきた。
昔、郷に借りた『織田信長の野望』戦国時代に結構ハマったな
昔、新庄に借りた『ストリートファイター』これでケンカのコンボを考えたりしたな
昔、榊に借りたアニメのDVDなかなか面白かった
昔、要に強制的に借りさせられた『ときメモ』・・・・・・・・・これは割ろう
思い出したらクソムカついてきたな
なにが『彼女おらんねんから、これでもしとき(笑)』だ!


てか・・・・・・・・・・・・・
返すの忘れてたな・・・・・・。
まいっか、もう会えないわけじゃないし。
借りてたゲームめっちゃ出てきた。


「ふう・・・・・・」


よかばい、よかばい。忘れましょ。これ全部俺のね(ときメモ以外)決定事項なのですよ。


ふう、家具は石動校長が引っ越し業者に頼んでたらしいからな、後は任せよう。
よし、じゃあ出るかな。
俺は荷物を持って家を出る。








俺が家を出るとある人物が家の前で待っていた。



「し、静・・・・・・なんでここにいるんだ!?」



「何でって、玲が退学になったって聞いたから授業抜け出して来たのよ」




「そっか、ありがとな!嬉しいぜ!」



「・・・・・・ ///」



玲夜の笑顔を見て少し顔を赤らめる



「幼なじみなんだからこれぐらい当然でしょ! ///」



「くひゃひゃ、可愛いな〜静は」



「な、何いってんのよ! ///」



「ゴフッ!!」




静の右ストレートが俺の頬を直撃する・・・・・・何で俺殴られてんだ・・・・



「まあ、休みの日はこっちに戻ってきてやるよ」



頬をさすりながら立ち上がる玲夜



「・・・・・・約束よ ///」



「ああ、約束だ」



「じゃあ、またね・・・玲」



「ああ、またな・・・
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