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ウィザード外伝-仮面ライダーサマナー-〜指輪の召喚師〜
お嬢様の沈黙、執事の嗜み
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後書き
も関わらず悲鳴すら上げず、銀嶺とは会話をせずに眼で訴えたり、身振り手振りで自分の意志のようなものを伝えたり…特に前者二つはいくらなんでも普通ではまず有り得ないことだった。
「お嬢様は…誰かとお話が出来ません。口が利けないのです…。」
「…?」
「『失声症』、というものを御存じでしょうか…?」
『ぐぬぬ…!!』
銀嶺達が学校から去った後、グラウンドの砂が柱状に巻き上がり、なんと…その中からフレアで焼き尽くされたはずのザントマンが現れたのだ。
『危なかった。嗚呼、危なかった…砂に身を隠さなかったら完全に殺られていましたね…おのれ…おのれェエエエエエッ!!次は必ずや、ゲートを絶望のドン底に叩き落としてやりますよォオオオ!!ホッホッホッホーーーッ!!』
『砂男(ザントマン)』はその名が指す様に、砂を自在に操り、地面の砂と同化する能力が備わっている…この能力のおかげで難を逃れたものの、夜久楽を絶望させようとした最中にサマナーに邪魔された屈辱を思い出し、ますます彼女を絶望に陥れようという執着心が沸き上がった…しかも完璧に間違った勘が告げている夜久楽を未だにゲートだと信じて疑わないから余計にタチが悪い…ザントマンは両腕で地面を高速で掘りはじめ、地中深くへと潜って学校の敷地内から姿を消した…
夜久楽と黒部に再び魔の手が迫る…
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