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ウィザード外伝-仮面ライダーサマナー-〜指輪の召喚師〜
お嬢様の沈黙、執事の嗜み
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士口調で自らをザントマンと名乗り、ペコリと頭を下げて一礼した。
「貴様…!生徒の皆様に何をした…!?」
『おお、怖い!嗚呼、そんな怖い顔しないでくださいよ…此処にいる淑女の方々には少ーしだけ、夢の世界へ行ってもらってるだけですから…ホー…ホー…それはさておき…』
どうやら生徒達はザントマンのなんらかの能力によって眠らされているだけらしく、幸い命に別状は無いようだ。
『そこのゲート…と、思われるお嬢様、これから貴女には絶望していただきましょう…ホッホー!!』
「!!」
「お…おのれ、不届き者め!私の目が黒いうちは夜久楽お嬢様に手出しなぞさせんぞッ!!」
『関係無い方はおどきなさい!』
「ぐはぁっ!?」
「!?」
ザントマンはそう言うと夜久楽ににじり寄り、いつの間にか握られていたツルハシを片手に襲い掛かろうとした…黒部は慌てて夜久楽を守るために立ちはだかるが悲しい事に単なる人間に過ぎない黒部はザントマンに蚊を払うかの如く片手で殴り飛ばされ、壁に叩きつけられ、気を失った
『ホーホー!』
「…っ!!」
『貴女の絶望は一体どんなファントムを生み出してくれるんですかね?ホーホー、きっと素晴らしいものが…嗚呼、素晴らしいものが生まれる…私の勘がそう告げているのです!ホーホー!!』
「…ッ」
『…ホー、つまらない、嗚呼、つまらないですねぇ!悲鳴くらい上げてくださいよ、これじゃあ本当に絶望してるかどうか解らないじゃないです…!!』
[Shavaduvi Touch Henshin〜♪Shavaduvi Touch Henshin〜♪]
『…か、って、なんですか?このふざけた歌みたいなのは?』
ザントマンは夜久楽の首を片手で絞めながら持ち上げるが、苦しげに顔を歪ませる彼女はこんな目に遭ってるにも関わらず悲鳴一つすら上げない事が非常に気に食わなかったのか、若干キレ気味で食いかかる…と、ここで奇妙な音声が聞こえ、ザントマンは首を傾げた。
「…変身…!!」
[Change…Now]
『セヤァッ!!』
『はりぽたッ!?』
「…ッ…ッ…!!」
ここでどこからともなく現れた銀嶺が乱入、サマナーに変身しながら、突然の想定外な出来事に対処する余裕もないザントマンの隙だらけな脇腹目掛けてドロップキックを勢い良く叩き込み、そのおかげで間一髪、絞め殺されそうになった夜久楽は助かった。
『ゲボッ…ぐふッ…!オェエエエエッ!!き、ききっ…貴っ様ぁあああああ!!いきなり現れての狼藉ッ…無礼千万ッ…!ただで済むと思ってるのか!?というか、そもそも誰だッ!?』
『ふんっ…ファントムに名乗るつもりはサラサラ無い…っと、言いたいところだけどいずれ有名になる
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