マクロスF
0746話
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とはな。
予想外のシェリルの実力に驚きつつも、空間倉庫の中からサブマシンガンではなく通常のマシンガンを2挺取り出す。
1人で扱う事を目的としたサブマシンガンでは無く、個人で使う事を考慮されていない、いわゆる重機関銃である。15歳という外見年齢の俺の身長よりも長い銃身を持つ重機関銃。普通なら複数人で使う重機関銃も、混沌精霊である俺にしてみれば片手で振り回すのもそう難しくは無い。そのままサブマシンガンで弾幕を張りながらも唖然としつつこちらを見ているボディーガードと、素早く周囲を見回して状況を把握してたグラス大統領の視線を無視して両手で1挺ずつ重機関銃を持ち上げ……トリガーを引く。
サブマシンガンの放つ発射音とは比べものにならない程の発射音と威力。放たれる弾丸はバジュラを貫くのではなく、当たる端から爆散させていく。
本来重機関銃と言うのは汎用機関銃が流行して既に廃れている分野だ。特に取り回しの難しさが致命的だったのだが、俺は見ての通りこの程度の重さは苦でもないし、シャドウミラーの主戦力でもある量産型Wもこの程度の重さは問題にしない。
それ故、技術班がシャドウミラー隊員用として作り出したのがこの重機関銃だった。……もっとも、威力が高い分弾切れも早いんだけどな。
「アクセル、待たせたな……っておいおいおいおい。何か凄い武器を持ってるな」
ミハエルがEX-ギアを身につけたまま、クランを横抱きにしながらこちらへと近付いてくる。
「アクセル! お前、その武器一体どうしたんだよ!?」
アルトがEX-ギアを身につけたまま、こちらもランカを横抱きにしてこちらへとやって来る。
「アクセル君! これからどうしますか!?」
ルカもまた同様に、以前何度か見た覚えのある眼鏡を掛けた少女の手を引っ張りながらこっちへとやってくる。
……皆が皆、女連れとか……いやまぁ、シェリルを連れている俺が言える事じゃないんだけどな。
「いいから、とにかく迎撃の準備を整えろ。武器はそこに落ちているサブマシンガンを使え。敵の数が数だから、こっちも手数が多くないと押し切られるぞ! それとランカとそっちの眼鏡の女は弾切れになった奴にこれを渡せ!」
そう告げ、サブマシンガンの弾倉の入ったケースを空間倉庫から取り出して足で蹴って滑らせる。
「今お前どこからその弾倉を取り出した! って言うか、その空間に空いてる穴は……」
「詳しい話はこの場をどうにかしたら説明してやるから、とにかく今は行動に移せ!」
空間倉庫の穴に思わず叫んできたアルトに叫び返して、手に持っている重機関銃2丁をフルに稼働させたまま振り回す。放たれた弾丸は俺の射撃の数値や命中の数値、ガンファイトLv.9の効果によって、ほぼ全てが外れる事無くバジュラの幼生体に命中
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