12ーsugary scene
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』
…って言うよね?」
「…」
詩乃は驚いた顔をするが僕はため息を少しつき。
「あのね。確かに詩乃は銃であの男を撃ったけど殺したのは僕だよ?だから僕も共犯者なんだよ?だから…」
僕は一つ間をおいて。
「僕達が強くなれば良いんだよ?僕も強くなりたいんだよ?」
「佳…」
「それに…その…あれ!付き合ってるんだから…その…もうちょっと…僕に頼れ…というか…。」
ありゃ?言葉にできない。少し顔が熱い。
「ふふっ。」
詩乃は少し笑うと僕に、
「頼りにしてるわよ。…そんなおどおどでも。」
「なんだと!」
「ほら?勉強続けるわよ?」
「あ、ちなみに詩乃。その三角関数の問題sin60°じゃなくてcos60°でやった方がやりやすいよ?遠回りで数問まちがえてるよ?」
「ハイ。」
僕は今日何回目かになるため息をつくと同時に詩乃の勉強を見始めた。
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