12ーsugary scene
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「イップス??」
ログアウトして雪宮病院にきた僕と同じくログアウトして僕と待ち合わせた詩乃は僕が歌を歌えなくなった原因について父さんから診断を受けていた。
「ああ、おそらくこれはイップスだろうな。…佳。イップスの要因は何か分かるか?」
原因?確か…
僕は勉強した知識を披露する。
「えっと…イップスは主にテニス、ゴルフなどで極度の緊張状態によって自分の身体能力を出せない状態…じゃなかったけ?」
「そうだな。」
父さんが腕組みしながら話す。
「おそらくこれは…ゲーム内にあったプレーヤーに恐怖を抱き。それが原因で極度の緊張状態におちいったんだろうな。そして歌を歌おうとしても緊張状態…つまり自分の歌声を忘れてしまっているという事だろう。」
「なるほど…」
僕はある程度納得したが。詩乃が父さんに質問する。
「どうすれば…佳の歌声は戻りますか?」
「簡単だ。…緊張状態を解放すればいい。様はリラックスだ。分かるか?」
「…自分ではリラックスしてるつもりなんだけどな…」
僕はため息をつくと父さんは笑いながら。
「自分では気づかないものさ…と、さてもう出ていいよ。」
僕達は診断室から出て行こうとするが。
「ああ。詩乃ちゃんはちょっと待ってくれ。」
「…?」
「しーの!外で待ってるね。」
そうしてさっさと出て行く佳。
バタン。
とドアが閉じると佳のお父さんが話し始めた。
「さて、今後の佳の状態だが…詩乃ちゃんによって変わってくると思う。」
「私によって?」
私が?佳に?
「さっきの問診で分かったんだが…佳は詩乃ちゃんの事をとても大切にしてるみたいなんだ。…そしてとても信頼している。」
「…」
私は何も言わずただ聞いている。
「女の子にこう言うのはおかしいが…佳を頼む。あいつは今、助けが必要だ。
どうやら二重人格は詩乃ちゃんのおかげで『僕』に統一できたが今回のイップスも詩乃ちゃんが重要になってくるだろう…
だから。頼む。」
佳のお父さんは真面目な顔で私に話していた。しかも最後には頭を下げて。いつもはニコニコしている人なのに…
私は小さく頷き。
「私に出来ることなら…!」
「それと…」
佳のお父さんは私の肩に手を置き。
「詩乃ちゃんもあまり無理はするなよ。発作はまだ続くんだから。」
「はい。」
私は少し身震いしながらも病室を後にした。
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「終わった?」
「ええ。」
僕は詩乃が来るのを待ち。僕は待ち人を来るのを確認して僕達は病院を後に、出発した。
「君の声が聞こえる帰り道♪僕はきみをみていたんだ♪」
「…詩乃?」
なんか
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