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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第80話 行け、オカルト研究部!
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部長の高まった魔力にコカビエルは高笑いしだす。
「ハッハハハハ!良いぞ、その魔力の波!最上級悪魔の魔力だぞ、リアス・グレモリー!お前も兄に負けず劣らず才に恵まれているようだな!」
あれ程の魔力の波動を前にしてもコカビエルは嬉々としながら不敵な態度を崩さない。
「消し飛びなさい!」
部長は手に魔力を集中させ、一気に撃ち出した!
膨大な全てを滅ぼす魔力がコカビエルに襲い掛かる。
が、コカビエルは慌てる事無く、嬉々としながら両の手で受け入れやがった!
「面白い!魔王の妹!サーゼクスの妹!」
「くっ…ハアァァァァッ!!!!」
部長はさらに放出する魔力を強める。
「フッハッハハハハハ!!!!」
だが、それでもコカビエルを押し切る事ができず、次第に魔力が弱まっていく。
「……うぅ…」
そして、とうとう部長が力尽きて膝を着いてしまい、魔力はあっさりと霧散してしまった。
コカビエルは軽傷こそ負えど、深刻なダメージは皆無だった。
「……くっ…っ!?朱乃!?」
「雷よ!」
そんな中、副部長がコカビエルを雷で狙い撃つが、コカビエルは難なく翼で受けきっていた。
「俺の邪魔をするか?バラキエルの力を宿す者よ?」
「……私を…あの者と一緒にするな!」
副部長が激昂し、雷の威力が上昇するが、コカビエルに全くダメージを与えれていなかった。
だが、それよりもコカビエルの奴は気になる事を言っていた。
副部長をバラキエルの力が宿る者と言った事だ。
「バラキエル?」
「堕天使幹部の一人だ」
「雷光の二つ名を持つ雷の使い手だと聞くが」
「雷の…使い手…」
俺とゼノヴィアがバラキエルの事を話すとイッセーは何かを薄々と感じた様子だった。
おそらく、俺と同じ結論に至ったはずだ。
「装填聖剣(ブレット)、一斉掃射(フルバースト)!」
『っ!?』
副部長の雷を受けているコカビエルにアルミヤさんが聖剣の一斉掃射を放っていた!
「フッ」
コカビエルは雷を翼で弾き、巨大な光の槍を聖剣の雨に向かって放ち、聖剣の雨は光の槍で相殺されしまった。
「矢よ(セット)、翔べ(トリニティ)!」
「ハッ!」
それを予想していたのか、アルミヤさんは通常の聖剣三本を矢に変えて同時に放ち、千秋も別方向から風を纏わせた矢を放っていた。
「フン」
だが、コカビエルはアルミヤさんの矢を翼で叩き落とし、千秋の矢を風を無視して掴んでしまった。
「ちっ」
「っ」
「小賢しい」
そう言って、千秋の矢をへし折り、副部長の方を一瞥した後、部長の方を見据える。
「それにしても、悪魔に堕ちるとはな。まったく愉快な眷属を持っている、リアス・グレモリー」
「っ!」
「赤龍帝、聖剣計画の成れの果て…」
そして再び副部長を見据える。
「そして…バラキエルの娘!」
『な
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