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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第79話 六式聖剣術
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…?」
「え?」
「さっきまであった余裕が急に消えたんだ」
「それって、さっきのアルミヤさんの動きに驚いたからじゃ…」
「いや、その後…首から血が吹き出た瞬間にだ…」
え、それって、どう言う事だ?
あの大男達は傷を負ってもすぐに治っちまうはずだから、血がちょっと出るくらい大した事なんて無いはずなのに。
俺達は疑問を抱きながらも、アルミヤさんと大男達の戦いを見る。
「………」
アルミヤさんは無言で再び両手の剣を静かに構える。
それから大分時間が経過した。
大男達は嵐の様な激しい攻撃を繰り出すが、アルミヤさんはその全てを回避し、その合間を縫って大男達を斬り付けていった。
斬り付ける度に斬り傷が徐々に大きくなっていてはいたが、大男達が持つ再生力であっという間に塞がってしまっていた。
パキン!
……まただ。
アルミヤさんが持つ聖剣が刃こぼれしてしまった。
大男達の皮膚が異様に硬いのか、ああやって刃こぼれする事が多々あった。
たまに斬り付けた時に砕ける事もあった。
「ふん、それで何回目であろうな?」
バルパーが嫌らしい笑みを浮かべていた。
「聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)。作られる聖剣はエクスカリバー等に比べれば大いに見劣りはするが、担い手次第では強力な聖剣を作れるのだが、貴殿が未熟な為かできは大した事はない様だ」
バルパーはアルミヤさんを見下した目で見ながら言う。
「……………。……フッ…」
アルミヤさんはバルパーの言葉に耳を貸さず、刃こぼれした剣を長々と見つめた後、瞑目しながらフッと笑い、刃こぼれしていない方の剣共々刃こぼれした剣を投げ捨ててしまった。
「……諦めたのですか?」
「いやなに…準備運動を終わらせただけの事だ」
そう言い、目を開いた瞬間…。
『ッ!?』
アルミヤさんから凄まじい重圧と気配が発せられた!?
「……なるほど…すでに至っていましたか」
至っていた…まさか!
アルミヤさんは再び瞑目した後、静かに口を開いた。
「………禁手化(バランス・ブレイク)…!……」
その単語を口にした瞬間、アルミヤさんから濃密な聖なる波動が静かに発せられた!
いつの間にかアルミヤさんは両手に剣が握られていた。
でも、正直言って、今までの聖剣と大して変化が見られなかった。
「……聖剣には特にこれと言った変化は見られませんね……ですが、貴方の神器(セイクリッド・ギア)は何かが変わりましたね…」
「フッ、せいぜい悩め。その間に……君の自信作とやらはやらせてもらう!」
そう言うと同時にアルミヤさんは駆け出した。
『グォアァァァァッ!!!!』
大男達もアルミヤさんを迎え撃とうとするが、アルミヤさんは大男達の猛攻を意図も容易くかわし…。
ズバァ!
一体の大男の腕を斬り飛ばしてしまった!
「ハァ
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