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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第79話 六式聖剣術
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「……あれ、お前死んだんじゃなかったのか?」
「ご覧の通り、生きているが」
ドレイクの苦笑混じりの問いにアルミヤさんは何事も無かったかの様な顔で答えた。
「やはり、生きていましたか」
「やはり?おい、ゾンビメガネ、お前こいつは死んだって言ってなかったか?」
「ええ、そう言いました。ですが、少々腑に落ちなかったもので、生きているのではないかと疑問に思いましてね。一応、考え過ぎかと思いまして、先程はああ言いました。結果、生きていた訳ですが」
カリスはドレイクの問いに淡々と答えた。
「ちなみにどのような方法で?」
「ふ、すでにあらかた把握しているのではないのかね?」
「一応です」
「単純な事だ。爆煙に紛れて擬態能力を持つ聖剣と入れ替わっただけの事だ。もっとも、擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)と比べるまでもない程の粗悪な聖剣だったので並の手練れならすぐに違和感を覚えるのだが…」
「……いろいろと強化されているとは言え、所詮は死人、そのような違和感に気付くはずもありませんか。うん、大方予想通りですね」
「ならば聞く必要性は無かったのではないのかね?」
「いえいえ、他人の証言も重要ですからね」
「つくづく君は厄介な男だと思うよ私は」
アルミヤさんとカリスはお互いに笑みを混ぜた応対を繰り返す。
「ところでお前、生きてたんだったら何でこんなに来るのおせえんだ?」
ドレイクが笑み混じりに問う。
「少々手傷を負ってしまったのでね、その回復とあの巨人の対策を練るのに随分と時間が掛かってしまったのだよ」
「ふ〜ん。んで、回復はともかく、対策は役に立つのか?見ての通り、現時点じゃ六体もいるぜ。もし一体分の対策しかしてねえのなら徒労に終わってるぜ」
「フッ、それなら問題は無い」
「ヘッ、そうかよ」
「さて、遅刻した分は取り戻さねばなるまい。ここから先は私が引き受けよう。君はそのボロボロの体をアーシア・アルジェントに治してもらうといい」
「ほ〜、随分な自信だな?策はありってか?」
「好きに取りたまえ」
「んじゃ、お言葉に甘えさせてもらうぜ♪」
ドレイクはそう言うなり、緋色のオーラの翼を羽ばたかせ、俺達の下まで飛んできた。
「お、ちょうど起きたみたいだな。後は自分で頑張りな…………ガフッ…!…ぐっ……」
「っ!?明日夏なのか!」
「……ああ…」
どうやら、人格が明日夏の物に戻ったようだ。
「……クソっ…あの野郎…!……人の体を酷使しやがって…!」
「大丈夫かよ!?」
「……とりあえずな。それよりも…」
明日夏は視線をアルミヤさんの方に向ける。
アルミヤさんは両手に剣を持って、大男達を見据えていた。
すると、木場とゼノヴィアがアルミヤさんの隣に 降り立った。
「……アルさん、こいつらはあの動く死体達やフリード
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