第3章
月光校庭のエクスカリバー
第77話 聖魔剣
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、バシレイオス、ディオニュシウス、そして、聖母マリアよ、我が声に耳を傾けてくれ」
そう言うと同時に魔方陣が現れ、鎖を巻き付けた一本の剣が現れ、ゼノヴィアはその剣の柄を握る。
「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する!」
刹那、巻き付いていた鎖が砕け、ゼノヴィアはその剣の名を告げた。
「聖剣デュランダル!」
「聖剣!」
「デュランダル!」
「この世の全てを切り刻むと云われているエクスカリバーに並ぶ聖剣ですわ!」
「……エクスカリバーと一緒にデュランダルまででてくるとはな…」
そして、バルパーはデュランダルを見て、再び驚愕な表情をしていた。
「バカな!?私の研究ではデュランダルを扱える領域にまで達していないぞ!?」
「私はそいつやイリナと違い、数少ない天然物だ」
「完全な適性者!?真の聖剣使いだと言うのか!?」
「こいつはなんでも切り刻む暴君でね、私の言う事もろくに聞かない。それ故、異空間に閉じ込めておかないと危険極まりないんだ」
「そんなのアリですかァァァッ!!!!」
「ハァッ!」
バキャァァァン!
フリードが刀身を伸ばしたり、枝分かれさせてゼノヴィアを攻撃するが、ゼノヴィアの一振りで容易に切り裂いてしまった。
「ここに来ての超展開!?」
「所詮は折れた聖剣、このデュランダルの相手にはならない!」
「クソッタレェッ!!そんな設定要らねえんだよぉ!」
ゼノヴィアの攻撃を高速移動で避けるが、その先に同じく高速移動をしている木場が待ち構えていた。
「そんな剣で!」
「ぐっ!?」
そこから高速の斬り合いに発展してしまい、所々しか目で追えなかった。
「僕達の想いは絶てない!」
ガシャァァァン!
「折れたァァァァッ!?!?」
決着はあっという間に着き、フリードは剣を折られ、地面に放り出された。
「……マジですか!?この俺様がクソ悪魔ごときにぃ…!…ザケン…っ!?」
剣と一緒に自身も斬られたのか、肩に大きな切り傷ができており、フリードは苦悶の声を揚げて倒れ付した。
「……見ていてくれたかい?僕らの力はエクスカリバーを超えたよ!」
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