暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第76話 厄介な奴らだ!
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
バッ!
「チッ!」
斬り掛かってきた死人の兵士(デッド・ソルジャー)の首を切り落とし、俺は思わず舌を鳴らす。
俺達が攻めあぐねている原因の一つにこの動く死体、死人の兵士(デッド・ソルジャー)がいた。
一体一体の戦闘力は何回か倍加したイッセーでもそれほど苦戦しない程大したことは無い。
が、いかんせん数が多く、横槍を入れてくるせいでむしろ厄介な存在になっていた。
ましてやフリードやベル、コカビエルと戦いながらとなれば尚更だ。
クソ、せめてこの動く死体達がどうにかなればもう少し攻めに徹せれるんだがな…。
「ッ!?千秋!」
「………」
千秋が死体達の間を走り抜け、カリスの眼前に迫ろうとしていた。
奴を倒せばこの死人達が動くのを止めると判断しての行動だろう。
「ハァァッ!!」
風で速度と威力を上げた回し蹴りがカリス目掛けて繰り出される。
だが、俺達は驚愕に襲われる事になる。
「フフ」
「ッ!?」
「なっ!?」
確実に命中すると思った千秋の蹴りを奴は紙一重で、しかも難なく避けたのだ。
「フッ…!」
ドゴッ!
「かはっ!?」
「千秋!?」
カリスの拳が難なく千秋の腹を捉えた。
「ッ!」
ドガッ!
「ぐっ!」
続けざまの裏拳をなんとか腹の痛みに耐えて防御(ガード)したが、非常にマズい状況だ…。
ドゴォッ!
「うっ!?」
「ッ!?」
クソ、膝蹴りをもろに腹に!
千秋は腹を押さえながら膝を着いてしまう。
「ごほっげほっ…!?」
「敵の眼前でそんなに悠長にしてていいんですか?」
「ッ!?」
千秋は繰り出された回し蹴りをなんとか避け、後ろに跳んで距離を取る。
「ッ!?千秋!!」
「ッ!?」
距離を取った千秋を背後から五人程の死人達が襲い掛かろうとしていた。
「クソ!」
「オイオイ、俺を無視かよ♪」
「ッ!」
「ほいっと♪」
「しまっ…」
千秋に気をとられていた所に地面から発生した斬撃をなんとか回避したが、その後に足を払われて仰向けに倒れ、相手にマウントポジションを取られてしまう。
ガキィィン!
「ぐっ…!」
「キヒヒ♪」
追撃のナイフを雷刃(ライトニングスラッシュ)とマジックキラーで防ぐ。
千秋の方に視線を向ければ、千秋はマジックブレイカーでなんとか対処していた。
「イヒヒ、カリスの奴、結構やるだろ♪実は俺とフリードが二人掛かりでも勝てなかった奴なんだぜぇ♪もっとも、フリードはエクスカリバーを持ってなかったし、俺も斬花を使ってなかったがなぁ♪」
「ッ…!」
「ホラホラホラホラァ!どしたどしたどしたどしたァ!」
奴のナイフが俺の刀(ブレード)とナイフを押し退き始めた。
血の悪魔の子供達(ブラッド・チルドレン)の筋力と体重を乗せられる体勢な為、この状態での力勝負では相手の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ