第3章
月光校庭のエクスカリバー
第75話 決戦、駒王学園!
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ア)を装着して倍加を開始させる。
「アーシア下がってろ!」
「は、はい!」
「大丈夫。あんなワン公、部長と朱乃さんがすぐに躾てくれるし、あの死体達だって千秋達の敵じゃねえよ」
実際、千秋達は死体達に特に苦戦している様子は無く、むしろ死体達の方が相手になってなかった。
問題はケルベロスのほうか…。
部長も朱乃さんも危なげ無く応戦してるけど、二人の攻撃をまともに食らってるはずなのにあの犬びくともしてねえ!
「なんてタフな奴なんだ!」
『Boost!』
「……まだだ!譲渡するには全然足りねえ!」
クソ、俺がもっと強ければあっという間にみんなを強化できるのに!
つくづく自分の弱さが恨めしいぜ…。
「キャァァァッ!?!?」
「ッ!?」
アーシアの悲鳴が聞こえ、慌ててアーシアの方を見ると一匹の犬のバケモノがアーシアに襲い掛かろうとしていた!
『ギャオオオォォオオ!!!!』
「くッ!!」
間一髪の所でアーシアを助ける事ができた。
それにしても…。
「……もう一匹いたのかよ…!」
アーシアを襲ったそいつもケルベロスであった。
『Boost!』
「……攻撃しても、されてもパワーの倍増はリセットされちまうし…」
他のみんなは自分の相手で手一杯だろうし…。
アーシアに戦わせるのは当然論外!
だったら…。
「俺が引き付ける!アーシアは逃げろ!」
「イッセーさん!」
攻撃を受けないように引き付ける、これしかねえな!
俺はケルベロスに向かって駆け出す。
『ギャオオオォォオオ!!!!』
「ッ!!」
前足の爪による攻撃をなんとか避け、アーシアのいる方向とは逆の方向に向かって走る。
ドゴォン!
『ガオァァッ!?!?』
ケルベロスの方から何かが激突したような音が聞こえ、振り返ると…。
「小猫ちゃん!」
小猫ちゃんがケルベロスの頭の一つを殴り付けていた。
「……ここは任せてください」
小猫ちゃんはケルベロスの首にしがみつきながら告げる。
「でも小猫ちゃん一人じゃ!?」
「……時間稼ぎくらいならできます」
「……小猫ちゃん…分かった、頼む小猫ちゃん!」
俺はこのデカ犬を小猫ちゃんに任せて再び走り出す。
走りながらケルベロスを見ると、しがみついている小猫ちゃんを振り払おうと躍起になっていた。
別の頭が小猫ちゃんに噛みつこうとしたが、謝って首に噛みついてしまい、頭同士でケンカを始め出した。
これなら大丈夫か?
なんて思っていたら、小猫ちゃんにしがみつかれてる頭が一層激しく暴れだし、とうとう小猫ちゃんが振り払われてしまった!?
空かさず別の頭が小猫ちゃんに再び噛みつこうしだした!?
「小猫ちゃん!?」
ドスッ!
『ギャオアアッ!?!?』
だが、何かが飛来して小猫ちゃんに噛みつこうとしていた頭の目に直
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ