第3章
月光校庭のエクスカリバー
第74話 強敵現れました!
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言う通り、あれは堕天使だ。
だが、俺が以前見た堕天使…レイナーレ達とは明らかに違っていた。
「……翼が十枚。幹部クラスですわ…」
朱乃さんの言う通り、翼が左右に五枚ずつ計十枚の翼を持っていて、レイナーレ達とは比べ物にならないくらいのプレッシャーを放っていた。
「はじめましてかな、グレモリー家の娘。我が名はコカビエル」
こいつがコカビエル!?
感じる悪寒がレイナーレ達の比じゃねえ!?
「ごきげんよう堕ちた天使の幹部さん。私はリアス・グレモリー、どうぞお見知りおきを」
うぉぉ、部長が全く怯まず自己紹介したよ!?
さすが部長だぜ!
「紅髪が麗しいものだな。紅髪の魔王サーゼクス、お前の兄にそっくりだ。忌々しくてヘドが出そうだよ」
部長の不敵な態度を見て奴は微笑みながら告げる。
「それで?私との接触は何が目的なのかしら、幹部さんが直々にお目見えするなんて?」
「お前の根城である駒王学園を中心にこの町で暴れさせてもらおうと思ってな」
「私達の学園を!」
「そうすれば嫌でもサーゼクスは出てこざるを得ない、だろう♪」
おいおい、いきなり笑顔で何言ってんだこいつ!?
「……そんな事をすれば神と堕天使、悪魔との戦争が再び勃発するわよ!」
「フッフフフ、エクスカリバーでも奪えばミカエルが仕掛けてくるかと思ったんだが、寄越したのはザコの悪魔祓い(エクソシスト)とそれなりにできる程度の教会の戦士(エクソシスト)のたったの五匹だ。つまらん、あまりにもつまらん」
「では目的は最初から…」
「戦争を起こす事だと?」
「そうだ、そうだとも!俺は三つ巴の戦争が終わってから退屈で退屈で仕方がなかった!アザゼルもシェムハザも次の戦争には消極的でな。アザゼルにいたっては消極的どころか神器(セイクリッド・ギア)とか言う訳の分からん物を集めだし研究に没頭する始末だしな」
「お前らは聖剣だけでなく神器(セイクリッド・ギア)もご所望なのかよ!!」
「貴様の持つ赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)クラスなら武器にもなろう。あいにく俺には興味が無い。アザゼルなら欲しがるかもしれんが?あいつのコレクター趣味は異常だからな」
「コレクションされてたまるか!」
絶対に関わり合いたくねえな!
「堕天使、神、悪魔はギリギリの所で均衡を保っているだけだ。ならば…この手で戦争を引き起こしてやればいい」
何言ってんだこいつ!?
「……完全な戦争狂ね…」
「だから、今度は貴様ら悪魔に仕掛けさせてもらう!ルシファーの妹リアス・グレモリー、レヴィアタンの妹ソーナ・シトリー…」
え、レヴィアタンの妹?
なんか聞き捨てならない事を聞いちゃったんですけど…。
っつっても、今はそれどころじゃねえか。
「それらの通う学舎ならさぞや魔力の波動がたち込め、混沌が楽しめるだろう♪戦場と
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