#12『セカンドリベリオン』:1
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師団長の中で一番仲が悪いのはイーファイとクーレッドだろう。
《第五師団》師団長レイン・クレリックォーツは、キュレイに変質的と言っていいほどの信頼を寄せているし、《第六師団》師団長のアルトレット・ルーダーは、セルニックの指示をきちんとこなしていると思う。《第七師団》のソフィトリアとミラフィはその能力の関係上相性がいいし、《第八師団》師団長にしてチャイネイの友人のヤマト・ユウヒグレは、性格面では主のフェラールと相性が悪いのだろうが、きちんと彼を主君と見て仕えているようだ。
唯一、相性関係がよく分からないのは、《七星司祭》第七席、コレイド・エンジェグヌと、その直属である《第十師団》だ。
チャイネイは、第十師団のメンバーというモノを、全く、と言っていいほど見たことがない。そもそも、コレイド自体を見かけることが少ないのだ。
メンバーを見かけない、と言えば第六師団もそうだろうが、それにはきちんと理由がある。第六師団は《ワンマンレギオン》と呼ばれる特殊な存在であり、直接の団員はアルトレット以外にはいないのだ。所属上第六師団になっている者達は、皆基本的に《王都》の大図書館の司書の真似事をやっていたはずである。
第十師団の師団長だけは、その名前が周知されている。
たしか――――そう、ローランド。ローランド・ベルクティクスという名前だったはずだ。
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