第零章 前世の前世編
第零話 戦いの末に……
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「何故……こうなってしまったんだ…、俺には…止めれるはずの力があったはずなのにっ?」
周りを見渡すと、そこはまさに地獄絵図だった。
そして、目下に広がる光景は、偉業の化け物が、戦い合う戦場となり、その中心では、鎧を纏った、鎧武者と、騎士が戦いあっていた。
その2人はもうすでにボロボロの状態で、もう立つことすら困難な筈であるのに、どうしてか、戦い続けている。
それをビルの上から呆然と眺めて居るのは、本来居る筈のないイレギュラーであり、このあとに起こるであろう事態を止めようとした者。
そして、半ばで止めるための力を奪われ、何もできずに立ち尽くしていたのであった。
覚悟を決めて、運命を決めた筈なのに、ただ、戦い合う運命を変えたかっただけなのに、どうしてこうなってしまったんだ、イレギュラーである自分が居たとしても、運命は繰り返されるものなのか、自問自答し、繰り返し、そして思考が最初に戻る。
そんなことを繰り返して居るうちに、どこからか声が聞こえる。
『貴方は運命を選ぶことになる…』
「舞…おまえ…なんで、ここに」
『ここで戦いを止めるのか、止めないのかは、貴方が決めること、そしてそれを叶えるための力は、すぐそばにある、選んで、あの2人を止めるために…』
「でも…俺はっ?俺はもう…戦えない…戦う力を、失ったんだ…もう、この戦いはどちらかが倒れるまで止まらない、世界を飲み込むまで、終わらないんだよっ?」
『違う…貴方の力は、まだ失ってはいない…貴方が選べば、私が力をあげる、選んで、このまま見届けるのか、終わらせるのか』
「俺は、俺はっ!!!大切な人を守れなかった、前世でも、今でもっ!!!けれど、支えてくれた仲間が居た、俺は、その人たちを守りたい!!!それが出来るなら、俺は人間でなくなっても構わない、だから、俺に力をくれ!!!舞!!!」
『貴方なら、そう言うと思った、だから、この力でこの戦いを終わらせて、そして、みんなが笑える世界を』
そう、舞が言うと、近くにあった、果実をもぎ取ると、それが金色に輝き、一つのドライバーと、ロックシードに変化した。
俺はそれを受け取り、覚悟を決めた。
「俺は、守って見せる…俺の大切な人たちと、大切な人たちが住む、この地球を!!!変身っ!!!!」
《ナシ!!!ROCK ON♪》
手に持った機械的なロックシードを解錠し、戦国ドライバーにセットし、ハンガーを閉じる。
すると、三味線とギターが混ざったような音がなる。
そして俺はブレードを倒し、変身した。
《ベケベン?ナシ?アームズ?蒼…天…乱斧 ハァッ?》
仮面ライダーに。
再び手にしたこの力で、この戦いを…終わらせる?
「俺は、彼奴らも、この世界も、絶対に終わらせはしない?!!!」
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