42話
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っていますが。」
『そ、それは……。』
「それよりも、この状況を何とかする必要があるのと思うのですが?」
そう言うと敵の動きに注意します。
バレリオンは25体ずつの2列になり、一定間隔で砲撃を行い撃ち尽くすと海上のキラーホエールに補給に戻り、その瞬間キラーホエールの中から補給されたバレリオンが出撃してきます。
その事からバレリオンは少なくとも75体は居ると考えられます。
そのために、この状況を打破するためにはバレリオンの砲撃のサイクルを止める必要があるのでしょう。
そして、止める為にこちらが突撃すれば、上空のリオンが体を張って止めるでしょう。
そして、テンザンはもちろん、復讐に固執しているテンペストもリオンごと砲撃して来ると予想されます。
私の思い浮かぶ方法は2つ、このまま弾切れを待つか、高速で移動する機体でバレリオンの陣形を崩すかの1つでしょう。
そんな事を考えているとダイテツ艦長が通信してきます。
『それで付け入る隙はあるのか?』
「砲撃手が交代する時にわずかながらの時間のロスがあります。その瞬間に高機動タイプで突撃して陣形を崩すか、このまま弾切れを狙うかの2つしか思い浮かびませんよ。」
『フム、どちらもリスクがあるな。』
リスクはどちらにもあります。
突撃する場合は突撃する機体にリスクが集中します。
突撃する際の敵からの攻撃が集中し、更にその場にとどまるなどしてバレリオンがこちらが近づくまで陣形を整えるのを防ぐ必要があります。
このまま防衛する場合は部隊全体にリスクが分散されますが、この場所から動く事が出来ず相手の動きに対応することが出来ない事です。
ですが、私が突撃する事でリスクはかなり低くなるはずですから突撃にするべきでしょう。
「ダイテツ艦長、私のウプウアウトならリスクを低くすることが出来ます!私が突撃します!」
『危険が高い事だ。我々の方でしたいのだがそれしかないか。』
その時、リュウセイから通信が入ります。
『待ってくれ!オレのビルトラプターもかなりの速度が出る!だから、頼む!オレに任せてくれ!』
「リュウセイ、この場合は更に高速性に加え防御力の高い機体がベストです。この条件に該当するのはウプウアウトでしょう。ビルトラプターは確かに高機動タイプですが、防御力は高いとは言えません。リュウセイの乗るビルトラプターの念動フィールドでは敵の砲撃を防ぎきれません。」
『だが、戒は軍人じゃないんだろ!オレは軍人だ!危険があるのならオレがする!』
『待て、リュウセイ!ここはオレが行こう!』
『ライ、何でだ!』
『オレの機体なら問題ない!ヒュッケバイン・カスタムなら十分に条件を満たすことが出来る!それにオレも軍人だ!』
「しかし、あなたはヒュッケバイン
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