42話
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ために復讐の鬼になった男。
「ホープ事件」で妻と娘を殺されてしまい、連邦に対して復讐を誓い連邦に所属しているハガネに対しても強い憎悪を持っています。
その為に、現在残っている教導隊の中で唯一最後まで敵対し、最後にはゲイム・システムを搭載したヴァルシオン改に搭乗して暴したところで鋼龍戦隊により最期を遂げてしまう悲劇的な男です。
いろいろこの男に対して思う事はありますが、現在目の前にいて思う事は他所でやってくれと思ってしまうのはいけない事でしょうか。
そんなとりとめも無い事を考えていた私に対して通信が入ります。
『戒、このままでは埒が無い。このまま前進する!』
きっと考え事をしている時に前進したのでしょうが、いつの間にかコクチョウがウプウアウトの後方まで来ていました。
「オノデラ大尉、確かのこの程度の砲撃ならコクチョウの二層ある防御フィールドなら大丈夫だと思われますが不測の事態が起こる可能性があるのですから自重して欲しいのですが!」
『状況はそんな事を言っている事態ではない!この砲撃の嵐に耐えることが出来るコクチョウを楯にして前進する!』
通信してきたオノデラ大尉はこの状況に焦っており、すぐにもコクチョウで突撃しそうになっていました。
「ちょっと待ってください!今はその時ではありません!それは最終手段です!」
『しかし、この砲撃の中では当初の作戦は使用できん!』
『落ち着け!テツヤ・オノデラ!』
『か、艦長。』
『テツヤよ!お主に命じた事を忘れておるのか!特攻せねばならんのならこのハガネが行う!しかし、それは最終手段だ!』
『しかし、艦長!防御力ではこのコクチョウの方が上です!生存率を考えれば』
『落ち着かんか!船を任されて焦るでない!こういう時こそ艦長は落ち着いて行動せんか!お主の肩にクルーの命が掛かっておるのだ!』
『艦長、すいません。』
『落ち着いた様だな。それでは、戒よ。この戦場の状況は把握しておるか?』
この状況でダイテツ艦長が私に情報を求めてくることに疑問を感じますが、その事を問う状況ではないのでその事は置いておき敵部隊の情報を話します。
『敵部隊は水中に潜水艦であるキラーホエールらしきモノが5、外に展開されている機体はバレリオンらしきモノが50、その上空に護衛らしきリオンらしきモノが40、その後方に指揮官らしき機体が2、存在します。』
『オイオイ、お前さんは千里眼でも持っているのか?どうしてそこまでの事が把握できるんだ?』
そんな事を聞いてきたイルム中尉に偵察の事はぼかして答えます。
「相手の感情を読んだんですよ。潜水艦は水中で人が多く一か所に固まっている所が五ケ所有るので予想しました。バレリオンは攻撃的な感情を感じたのでその事で判断しました。リオン
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