42話
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リュウセイを庇って砲撃の雨より守っているのですが、この現状に違和感を感じています。
原作では一発しか放たれていないように感じました。
しかも、ハガネに対してのみでした。それが、無差別に砲撃をしているのに違和感を感じます。
この場面で指揮をしているはずであるテンザン・ナカジマがこのような指揮をするかどうかを考えてどうにも違和感しか持てません。
テンザンは戦争をゲームの延長上として捕えていました。
その言動は原作で至る所にあるので確かな事でしょう。
原作との違いが無いかどうか、リュウセイに今までの事を聞いて確認をとっています。
所属不明機のパイロットとして出て来た時、関門海峡に侵攻した時、そして、ウェーク島基地での戦いでも原作との違いはありませんでした。
それならば、この状況はゲームを楽しむ感覚でやっている様には感じられせん。
それよりも、軍人的な敵を全滅させるためにやっているように感じます。
そう考えると辻褄が合います。
テンザンが指揮を執っていないか、又は、イレギュラーで性格に変化がみられるかのどちらかでしょう。
それならば、この布陣にも納得がいきます。
本来ならこの戦いだは居ないはずのリオンがバレリオンの上空に待機しており、こちらの接近に注意しているのを偵察で確認しました。
バレリオンの弱点である接近戦をカバーするために配置されたのでしょう。
そして、テンザンの乗っているであろうバレリオンの横にガーリオン・カスタムらしき機体が居る事も偵察で確認しました。
そこまで情報を整理すると指揮官は誰であるのかを考えます。
まず、エルザムの可能性を排除します。彼はハガネに試練を与えて地球を守るための戦士を育て上げるというビアン博士とマイアーズの考えを理解し、その為に自身の全てを捧げています。
そんな彼がこのような作戦を執る可能性は無いと思われます。
ハガネは異星人からこの地球を守る為に必要な存在だと認識しているはずの彼が全滅させようとすることは無いでしょう。
ならば、リュウト・ヒカワの乗るリオンに爆弾を仕掛けたトーマス・プラットの可能性はどうでしょう。
彼もテンザンと同じようにゲーム感覚で戦争を行いますが、彼は客観的に戦況を見ることが出来ますので確かに彼ならこのような作戦を執る事は考えられますが、T−LINKシステムをとうして感じるのはどす黒い憎悪をガーリオン・カスタムから感じます。それは、強い復讐心だと思われます。
ですが、この復讐心に該当するであろう人物はすでにアイドネウス島を離れて、別の戦線に派遣されたはずなのですが、どう考えても私達というイレギュラーの為に延期、もしくは、中止されたと考えるのが妥当と思われます。
テンペスト・ホーカー。教導隊の一員にして「ホープ事件」の
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