皇偵の権限
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皇偵の称号を隠し武偵校生徒として学園生活を始めてから10日が経っていた。
久しぶりに思えた学園生活も10日もすれば慣れ始めクラスの生徒なら大抵普通に会話出来る程度に成長した。
武偵校生徒は意外にも午前中は真面目に一般校と同じ学力程度の授業を受ける。
一般校と同じ学力程度と言っても中の下で学力的には低いが武装探偵を育てる教育機関として当然と言えば当然。
放課後は科目別に別れ特別授業、俺の科目は、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「え、どの科目にも属さない?」
驚愕の言葉にキンジは飲み中のジュースを吹き出し咳き込む。
「科目に属さないとは少し違います。
一般に知られていない科目に属していると言えばいいかな」
俺の口調は学園生活が10日経っても真面目口調だった。
普通に会話した方が絶対に会話がスムーズに進むと思うが今更口調を変たらお前、キャラ変わった(笑)
とか言われそうなので俺は真面目口調で会話を進めゴールを目指す。
「極秘の科目、、、、、、とか?」
「極秘?
いえ、資格が有れば誰でも入れる科目です」
「資格?」
疑問そうな顔で悩むキンジ。
余り表に出ない言葉だからな科目と言っても科目と言える程の科目じゃないし。
「皇偵、、、、、、、、、、、、、、、、ですね?」
答えのは女の子だ。
確か俺と同じクラスメイトの名前は?
「レキ?」
「水無月 蒼太さん。
何故、貴方が武偵校に?」
色々と目の前の女の子 レキは俺の事情を知ってるようだ。
俺は皇偵で普通、武偵校に転入する事は有り得ない。
裏で色々と細工して協力を得て俺は東京武偵校に転入という形で来たのだ。
「君は俺の事情を知ってる?」
「ある程度なら」
ある程度か、気になる程度なのか完璧に把握してるのか微妙だな。
でも皇偵の存在を知っているなら話は早い。
「水無月 蒼太が皇偵として命ずる!
俺の事情は誰にも他言するな!」
「はい」
武偵憲章裏1条 皇偵の指示は絶対に遵守
武偵の上に存在 皇偵の命令は絶対、命令には逆らえない。
「え、皇偵?」
突然の事態に困惑しているキンジは戸惑っている。
知らない単語と突然の中二の臭い言動が重なり脳の処理速度が低下中。
「皇偵を知らない者に俺の命令は通じない。
当たり前か、でも説明するべきか説明しないべきか」
俺と秘密を敢えて教えて状況を安定させるか?
だが秘密を教えると後でアリアが五月蝿いからな。
「水無月、お前は何者なんだ?」
正体を明かすか?
俺の正体を明かしても俺は困らない。
だが、アリアの相棒なら話しても問題ないと思うが後で怒られてもな〜
「話すのは構わないけどアリアの同
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