第七話 悪夢のパトロール
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イシア!」
飛んでくる尖った岩を華麗にグレイシアをかわしていく。
さすがはエースであろう。
「その面構え…アナタのエースですね。」
「グレイシア、シグナルビーム!」
グレイシアはバンギラスとの距離をつめてシグナルビームを放った。
高い特攻から放たれる一撃をバンギラスは受けた。
「……これで勝ったと思うのであれば大間違いですよ。」
「ッ!?」
バンギラスが尻尾を振るった。
「しっぺ返し。」
「グゥレェッ!」
技を受けたあとに受けると威力が倍加するする技、しっぺ返しを食らうグレイシア。
『くっ…うう…ッ…なんて威力…なのっ…。』
「…ふむ、あの一撃を食らって耐えるとはさすがはエース。」
「ぐっ、グレイシア!吹雪!」
すぐに体制を立て直して吹雪を放った。
「…バンギラス、ストーンエッジで打ち消せ。」
尖った岩が吹雪に向かってくると吹雪を打ち消してしまった。
「そんな…。」
『私の吹雪が…!』
そのまま氷を纏ったストーンエッジはグレイシアに迫ってくる。
「逃げてグレイシア!」
その言葉に反応して逃げるグレイシア。
「そうはさせません、地震。」
ゴゴゴゴゴゴと地面が大きく揺れ、グレイシアは動きを止めてしまう。
『あああぁぁあ!ごめん、ツヴァイ…私はここまでだわ…。』
その隙をついてストーンエッジをグレイシアは浴びてしまった。
「グレイシアアアアア!」
氷を纏ったことで辺りに冷気が発生する。
まだグレイシアは倒れていない…。
そう願いながら冷気がやむのを待っていた。
「あ…。」
グレイシアは倒れていた。誰が見ても瀕死の状態で…。
「僕の…エースが…。」
「尻尾巻いて帰るのも今の内ですよ。」
「……僕は逃げない。絶対に!サーナイト、出番だ!」
次はサーナイト。
悪タイプを持つバンギラスにはエスパータイプの技は効かないが、新たに習得したエナジーボールなら勝てる確率はある。
「サーナイト、エナジーボールだ!」
「相性など無駄なあがき…。バンギラス、ストーンエッジ。」
バンギラスのストーンエッジはエナジーボールさえも粉砕する。
「サイコキネシスで軌道を変えるんだ!」
サーナイトはサイコキネシスでストーンエッジの軌道を変えて地面に叩きつけた。
「なるほど…少しはやるみたいですね。…では、バンギラス、いきなさい。」
バンギラスがのっしのっしとこちらに近づいてくる。
「サーナイト、エナジーボール!」
エナジーボールを放つとバンギラスはパンチでエナジーボールを粉砕した。
「なっ…もう一度だ!いや、連続でエナジーボー
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