YES!ウサギが呼びました!
第五話 「白夜叉」
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方は今後、一切の出入りを禁じます」
「出禁!?これだけで出禁とかあまりにも御客様舐めすぎでございますよ!!」
「時間外営業してないって言うのに無理に入ろううとしてるからだろ・・・・・・」
「そうですね、向こうからしたらこちらは迷惑なお客でしかありません」
「ご理解いただける方がいて幸いです・・・・・・それにひきかえ・・・・・・」
文句を言う黒ウサギに対し、冷めたような目をする店員。
「まぁ、いいでしょう『箱庭の貴族』であるウサギの御客様を無下にするのは失礼ですしね。入店許可を伺いますので、『コミュニティ』の名前をよろしいでしょうか?」
「・・・・・・う」
一転して言葉に詰まる黒ウサギ、しかし十六夜は何の躊躇いもなく名乗る。
「俺達は『ノーネーム』ってコミュニティなんだが」
「ほほう。いったいどちらの『ノーネーム』様でしょう。よかったら旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
「(こりゃ〜旗印と名が無いって知ってて聞いてるな〜)」
「(無理もありません、名前の無いコミュニティ相手では、商売相手として信用を置けないという事ですから)」
「(いっくらそうでも、あそこまであからさまにするかな??)」
「(そりゃ〜黒ウサギが文句言ってくるのに腹が立ったんだろ?)」
「(そうですね、向こうも面倒事は避けたいでしょうしでし)」
そんな会話をする古城達をよそに店の奥から何かが飛び出してできた。
「いぃぃぃやほおぉぉぉぉーーーーーーー!!久しぶりだ黒ウサギイィーーーーーー!」
飛び出てきたのは着物風の服を着た少女でそのまま、黒ウサギに抱きつき勢いそのまま、黒ウサギは少女と一緒に空中四回転半ひねりをして街道の向うにある水路に・・・・・・落ちた。
全員は眼を丸くし、店員は痛そうな頭を抱えていた。
「おい、店員。この店にはドッキリサービスがあるのか?俺も別バージョンで是非頼む」
「ありません」
「なら、有料でも」
「やりません」
十六夜の真剣な目に対して店員は冷であった。
黒ウサギに飛びついた少女・・・・・よく見ると更に幼く見える幼女は黒ウサギの胸に顔を埋めてなすり付けていた。
「し、白夜叉様!?どうしてこんな下層に!?」
「黒ウサギが来る予感がしたからに決まっとるだろうに!フフ、フホホフホホ!!やっぱり黒ウサギは触り心地が違うの!ほれ、ここが良いかここが良いか!」
スリスリスリスリ。
「し、白夜叉様!!ち、ちょっと離れてください!!」
白夜叉を無理やり引きはがし、頭を掴み投げ飛ばす・・・・・・投げ飛ばした先に十六夜がおり、白夜叉を足で受け止めた。
「ゴフッ! お、おんし!飛んできた初
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