暁 〜小説投稿サイト〜
第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第五話 「白夜叉」
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外の事ですよ・・・・・・」

「あはは・・・・・・それじゃあ今日はコミュニティに帰る?」

ジンが苦笑しながら黒ウサギに聞く。

「あ、ジン坊ちゃんは先にお帰り下さい。ギフトゲームが明日なら『サウザンドアイズ』にギフト鑑定をお願いしたいと思います」

「『サウザンドアイズ』・・・・・・?コミュニティの名前か?」

「YES!!サウザンドアイズは特殊な『瞳』のギフトを持つ者達の群体コミュニティです、箱庭の東西南北・上層下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店がありますのでそこでお願いしようかと」

「ギフト鑑定ってのは?」

「ギフトの秘めた力やその起源などを鑑定することです。自分の力の正しい形を把握していた方が、引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」

「(ってか俺には、ギフトなんて心当たりないんだがな〜)」

「(ギフトと言うにはどうかと思いますが。私達の場合、恐らくですが吸血鬼関係の何かでしょう)」

「(はぁ〜やっぱり、そうなるか・・・・・・)」

ギフトについて不安の消えない古城をよそに一行は歩き出した。

『サウザンドアイズ』の店に向かいながら町の様子を眺めていると途中で、桜の木のようなものがあり、飛鳥が不思議そうに呟く。

「桜の木・・・・・・ではないわよね?花弁の形が違うし、真夏になっても咲き続けるはずがないもの」

「いや、まだ夏になったばかりだぞ。気合の入った桜が残っていてもおかしくないだろ」

「・・・・・・?今は秋だったと思うけど」

「うちは常夏の島だから季節とかあんま関係ないんだよな」

「それに真冬でも、平均気温は二十度を超えるので桜は育たないと思います」

「海で泳ぐのには丁度いいんだけどね〜」

最後に三人を除き何やら会話がかみ合わ無いで首を傾げる十六夜達に黒ウサギが種明かしをする。

「ふふふ、皆さんはそれぞれ違う世界から召喚されているのデス。ですから元いた時間軸以外にも歴史や文化、生態系など所々違う箇所があるはずなのですよ」

「パラレルワールドってやつか?」

「正しくは立体交差並行世界論というものですが、説明は長くなるのでまたの機会ということに・・・・・・見えましたよ」

黒ウサギの言うとうり『サウザンドアイズ』の支店が見えた、しかし、ちょうど店の店員が暖簾を下げるところだったとめ思わず黒ウサギが叫ぶ。

「まっ、待ってーーーーーーー」

「待った無しですお客様。うちは時間外営業はやっておりません」

「あら、なんて、商売っ気のない店なのかしら」

「全くです!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!」

「文句があるなら他所の店へどうぞ。あなた
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