#11『司祭達の日常』
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にすぐに分かった。
真っ白い青年がそこにいた。《七星司祭》の証である司祭帽とコートも、やはり白。見慣れない紅蓮色の左目だけがやけに際立つ。
顔立ちは若い、と言うより、下手をすれば幼い。女性めいた顔つきだ。長い、やはり純白の髪の毛を、肩のあたりで二つに分けて結んでいる。
まさかここで、この男を目にするとは思わなかった。リビーラ・ロイ・セイの記憶が――――いや、『前回』の時代の《リビーラ》が、この男の存在を教える。
《七星司祭》最後の一人、第七席。ありとあらゆる正確な情報が秘匿され、リビーラすらその存在について詳しくは知らない人物。
《預言者》の称号をもった存在。その名を、コレイド・エンジェグヌと言った。
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