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超次元ゲイム ネプテューヌ 〜異世界へ行くことになった〜
第6話 ラステイションの教祖
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ラステイションの教会前に俺たちは立っている。これからこの国の教祖に会うためだ。相当やり手のビジネスマンと聞いて俺は、嫌な予感しかしなかった。なぜなら、俺の思っている「やり手のビジネスマン」というのは、「自分の利益しか考えない奴」という考えが染みついていたからだ。まあ、自分の勝手な見方ではあるのだが。

「おっじゃまー!」

俺が元気な声で挨拶をかまして、教会の門を豪快に開くと、中から一人の少年のような子が出迎えてくれた。

「ようこそ、ラステイションの教会へ。僕がこの国の教祖の、神宮寺ケイだ。」

「どうやら、ボクに話があるようだね。プラネテューヌの、アイエフさんコンパさん。」

「え、私たちの事を知ってるんですか?」

どうやら、こちらの行動は筒抜けらしい。まったくもって、プライバシーの侵害である。

「ところで、盲目剣士さんも一緒なんだね。」

「盲目剣士?誰だそいつ?」

「君の事じゃないか。剣崎 真也君。」

「はあああああああああ!!??」

どういうことかと一瞬考えるがすぐ思考を断ち切り、ケイに質問することにした。

「なんでそんな肩書でここまで知れ渡ってんだ?」

「そんなの、君がプラネテューヌのクエストで危険種を複数体討伐しなければいけないクエストばかりやっていたからじゃないか。」

「そ、そんな事まで知れ渡ってるんだ・・・」

ラステイションの情報力はすごいと、感嘆すると同時にやはり、プライベートの侵害だと思う。

「それに、盲目剣士ってなんだよ。俺は盲目じゃねえぞ。」

「それは、君の眼が前髪で隠れているからじゃないかい?」

「「「「あぁ〜〜〜〜〜」」」」

ケイのその最もな答えにアイエフ、コンパ、零、日本一が頷く。
まぁ、俺も確かに、と思っているわけだが。

「じゃあ、もう俺たちが何を探しているか分かってるんだろう?」

「知らなくもないけど・・・・・さて、今この時、僕の持つ情報にはどれほどの価値があるのかな?」

「価値・・・?」

ネプギアは気にせず話を聞こうとする。

「そう。その価値と見合うだけのものを貰わなければ、ビジネスは成立しない。」

等価交換ということだろう。アイエフが怪訝そうな顔をしながら教祖の話をした時の気持ちを理解した。

「わたし達、そんなにお金持ってないですよ?」

「ご心配なく。金銭的には不自由していないからね。だからあなた方には、労働力を提供して頂きたいと思っている。」

つまり、俺たちに働かざる者食うべからずと言っているのだろう。確かに今の俺たちにとって、情報は飯だろう。

「で、何をすればいいんだ?」

「今、この国ではあるものを開発中でね。それに必要な材料を持ってきてほしいんだ
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