番外編
リュミエール初代領主選定戦@
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後に開催されます。それまで皆さんは自由に過ごして構いませんので、10分前になりましたら再びこの待機フィールドに集合してください』
トーナメントの開始時刻は30分後、そのためシオンとエリーシャは観戦していたキリトたちのもとへ向かった。
「おおシオン、エリーシャ、決勝トーナメント進出おめでとう!」
「おめでとう二人とも!」
「ああ、サンキュ」
「ありがとう!アスナもお疲れさま♪」
「あ〜、やっぱりバレてた?」
「当たり前だ、お前の声は分かりやすいからな」
「そうかな?」
本人は気がついていないが、アスナの声はSAOの時からよく通る声だった。
そのため今回の選定戦の司会の時も二人はすぐにわかったのだ。
「まぁ、なんにせよ第一ステージは突破できたんだ。後はトーナメントを勝ち抜くだけだ」
「いや、そこまで簡単なほど甘くはないさ。気は抜けねーよ」
「そうだね、中にはかなりの強者の雰囲気を出してる人もいたし・・・」
「そっか、二人とも頑張ってね!」
「「ああ(うん)!!」」
シオンとエリーシャはキリトたちと別れると、再び待機フィールドに戻った。
丁度10分前に戻ってきて、空き時間で装備を整えていると、再びアナウンスが聞こえてきた。
『プレイヤーの皆さん、これより決勝トーナメントのルールを説明いたします。皆さんにはここ、コロシアムにてランダムによって決められた相手と一対一で戦ってもらいます』
説明によると、一対一で戦ってHPを先に2割以下にしたほうが勝利といういたってシンプルなものだった。しかし、そのトーナメントは勝ち上がるごとに毎回ランダムで相手が決められ、勝っても次の相手はランダムで決まる直前まで分からないことになっている。
「まぁ、それはそれで面白いな」
『因みに、コロシアムのフィールド内は飛行を無効とさせていただきます』
「純粋な腕の勝負ってわけね・・・」
そう、飛行を封じられた今、最後は純粋な個人の技量が求められるのだ。
こんなところを見るとやはり領主選定戦らしいルールである。
『それでは皆さん、自分の力を十二分に発揮してください!』
シオンは拳を手で打つと、ニヤリと笑った。
「久々だな、純粋な剣の勝負は・・・!」
「そうだね、久しぶりに楽しめそう・・・!」
エリーシャも微笑みながら楽しみにしていた。
「さあ、行こうか!」
「ええッ!」
コロシアムに集まった観客は開始を今か今かと待っていた。
そして───
『それでは決勝トーナメント、開幕です!!』
観客が熱狂する中、領主選定戦決勝トーナメントが開幕した───
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