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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
番外編
リュミエール初代領主選定戦@
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・・」」

「今回の選定戦のルールはいたってシンプル。これからA組、B組の二組に別れてバトルロワイヤルをしてもらいます」

その後の説明によると、現在エントリーしてるプレイヤーを二組に分け、その組内でバトルロワイヤルをするものだった。
残りの人数が一組16人になったところで終了し、そこからはランダムのトーナメント戦で決めるらしい。

「つまり、まずはこの中の32人になれってことだな・・・」

「なかなか難しいね・・・」

シオンとエリーシャが心高鳴る中、組分けが表示される。
組分けはシオン、エリーシャ共にA組に振り分けられていた。

「どうやら一緒みたいだな」

「みたいだね、取り合えず最後まで残ろっか♪」

「ああ!」

シオンとエリーシャは拳を軽く合わせ、健闘を祈る。
そして───

「では、フィールドに転送します!」

司会進行のアスナの声で待機場所にいたプレイヤーたちはそれぞれフィールドに転送された。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

飛ばされたのは草木が生い茂る森林エリア、シオンは辺りを見回し、マップを確認する。

「なるほど、フィールドは円形の森林エリア。広さはチョイスと同じか、それより少し広いかだな。さて・・・」

シオンは標準装備しておいたネーヴェアルモニーを構える。
なぜこの剣がシオンのもとに残っていたのかは本人にも分からない。ただ、決戦が終わってからはじめてこちらでリュミエールとしてプレイしたとき、データがほとんど吹き飛んでいた中で唯一残っていたのがこの剣だったのだ。

「そこにいるやつ、出てこいよ」

シオンがそう言うと、茂みの中から数人のプレイヤーがのそのそと出てきた。

『どうやら、一時手を組んだ訳か・・・。まあ、正しい選択だな』

「ヘヘヘッ、まず優勝候補であるあんたから消そうと思ってな!」

「ここで消しておけば俺たちが残る確率はグンと上がるもんだ!」

「ここであんたには大人しく死んでもらうぜ!!」

そう言って一斉に飛びかかるプレイヤーたちはシオンにめがけて刃を振るう。

「そうか、ならこっちも・・・ッ!」

シオンが剣を抜く、その後は一瞬の出来事だった。
シオンが何事もなかったかのように剣を納めると、飛びかかったプレイヤーたちは───既に斬られていた。

「な、何ッ・・・!?」

「何が、起こって・・・!?」

「あんた、一体何をした・・・!?」

「何が起きたか知りたければ、その目で捉えな・・・」

「ま、まさか・・・」

シオンがしたこと、それは敵をギリギリまで引き付けた後にリュミエールの“光速”を利用し、加速して斬ったの
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