九話:原作開始
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「おい、松田!!!ここは開き直って自分の本心を貫くんだ!!!」
「!?……そうだな、元浜……俺が間違ってたぜ。」
「ああ、行くぜ松田。」
「おう!!」
「「妹さんを僕に下さい!!!!!」」
「カッ消えろ!!!!!」
「「ギャアアアアアッ!!!??」」
殺害方法が思いつかなかったので二人纏めて蹴り飛ばすことにした。エロ馬鹿二人組は廊下の向かい側まで吹っ飛んでいってしまったので追撃はやめにした。感謝するんだな。
(今のでも十分殺傷能力があると思うのだが?)
(変態は死なねえから大丈夫だろ。)
(それは――そうかもしれんな、エルシャも死ななかったことだし。)
なぜだろうか?ドライグの言葉を聞いた途端に頭が痛くなってきた。
今日は早く帰って寝よう。
「帰るぞ、クローム。」
「うん…。」
そう言えば今日はバジルが現れなかったな……何してんだあいつ?
Sideバジル
はあ、まったく一誠殿にも困ったものです。ムカつくと言う理由だけで松田殿や元浜殿に危害を加えるのは本当にやめてもらいたいです。確かに松田殿、元浜殿にも非はありますがあれでは余りにも可哀想です。死なないから大丈夫だと言う危ない線引きのために拙者がいつもお二方の治療に駆り出されるのでいい加減にしてもらいたい。
確かに三階から放り投げられて軽傷ですんでいるお二方なら死ぬことはないでしょうがやはり心臓に悪いです。一誠殿には即刻やめていただきたい。
一誠殿も身内には優しいのだからその優しさを少しでも周りの人達に見せてあげればいいものを……やはり幼きころより『暴君』と呼ばれる一誠殿には難しいのでしょうか?
とにもかくにもすぐに暴力を振るうのはやめていただきたい。それが拙者の切なる願いです。
「あ、あの……。」
「あ!!すいません、少し考え事をしていたもので…拙者に何か用でござるか?」
「あの…ここじゃ、恥ずかしいので屋上に来てもらっていいですか?」
「かまわないですよ。」
「ありがとうございます!!」
この女の子は拙者に何のようなのでしょうか?しかし、何かこの女の子普通と違うような気が……まあ、ついていけばわかりますよね。
「あの私、天野夕麻って言います。」
「拙者はバジルと申します。」
「私……ずっとあなたのことが好きだったんです!!!だからその…私と付き合ってください!!!」
「さ、さようでござるか……その気持ちは嬉しいのですが、拙者お主のことをよく知らないので、その……気持ちに応えることが出来ません。」
「そっか……それじゃあ――死んで。」
「え?」
何で…ござるか?拙者の胸に突き刺さるこの光の槍は?
「ごめんなさいね。恨むならあなたに神器を宿らせた
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