マクロスF
0744話
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ガードの男が、若干不審そうな表情を浮かべて口を開く。
「何だってお前がグラス大統領の後をつけるような真似をしているんだ?」
「うちの上司からのお達しでな。どうやらこのパレードの中でグラス大統領を狙う……かもしれないって話が出ている。一応念の為だ。そっちにも連絡をしたいと言ってたけど、色々と邪魔が入っているらしい」
それだけで俺の言いたい事は大体理解したのだろう。表情を厳しく引き締め、素早くどこかへと通信を送って指示を出す。
「忠告には感謝するが、こちらも護衛が本職だ。以後の護衛はこちらに任せて貰う」
「こっちも一応上司から言われてるんでな。お互いに不干渉って事でどうだ? 勿論何か情報が上がってきたらそっちには知らせる」
「……好きにしろ」
数秒程考え、やがて諦めたのかそれだけを短く告げると人混みの中へと消えて行く。
それを見送り、俺もまたシェリルを連れながらゆっくりとパレードをしているグラス大統領の車を追うのだった。
そしてパレードは終わり、そのまま時間は過ぎ……やがて、今回の目玉である美星学園でのランカのライブが始まる事になる。
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