暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0744話
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レードに参加出来ないとなると、グラス大統領も色々と忙しくなりそうだけど、そんな様子も無い。……ちょっと待ってくれ」

 シェリルと組んでいる腕を一旦解き、携帯でオズマへと連絡を入れる。

『もしもし、アクセルか? どうした?』
「オズマ、今ちょっといいか? ランカの事で話があるんだが」
『ランカの事で? ……ああ、構わない。こっちもそろそろアクセルに連絡しようと思ってたからな。ある意味では丁度良かった』
「俺に? いやまぁ、そっちの話は後回しだ。とにかく今パレードを見てるんだが、そのパレードにランカの姿が無い。病気か何かか?」
『いや、俺は何も聞いていないな。となると、何か別の理由がある筈だが……』
「このパレードはランカの為というだけじゃなくて、フロンティア船団全員にとっても重要なものなのは分かってるだろ? それにランカがいないと、色々と不味いぞ」
『……ああ。分かってる。その辺は後できちんとランカに話を聞くよ』
「とりあえず病気とか事故とかじゃないんだな? その辺、シェリルがちょっと心配してるんだけど」
『ああ、その心配は無い筈だ。……それよりもこっちの話に移ってもいいか?』

 なんだ? 微妙に切羽詰まってるような声の感じだが……調査の件で何か進展でもあったのか?

「ああ、構わない。で、そっちの用件は?」
『こっちで調べた限りだと、まだ確定はしていないが三島の野郎は何かとんでもない事を企んでるらしい』
「とんでもない事? 具体的には?」
『それは……いや、まだこれ以上口に出すのはやめておく。色々とデリケートな問題だから、迂闊に口に出す訳にもいかなくてな。もう少し情報をきちんと洗って判明したら知らせるよ。とにかくそっちでパレードを見てるってんなら丁度いい。密かにでもいいから、グラス大統領の護衛をしてくれ』

 ……護衛? おい、ちょっと待て。この話の流れでグラス大統領の護衛をしろってことは、つまり何か? キノコはグラス大統領を暗殺でもするつもりか?
 いや、確かにこのタイミングでその選択を取るというのは悪くないのかもしれない。バジュラの脅威は無くなったんだろうから、直近の危険が何かあるという訳でもない。グラス大統領が何者かに暗殺されて後釜を決める選挙を行うとしたら、補佐官としてグラス大統領を支えてきたキノコはこれ以上ない程の人材だ。最有力候補と言ってもいい。

「分かった。何が起きてもすぐに対応出来るように注意しておく。そっちからグラス大統領に連絡はつかないのか?」
『連絡は取ろうとしているが、どうやら三島の手の者が動いているようだ。こっちでも一応手を打ってはいるが……』

 ちっ、後手に回っているな。

「向こうにオズマ達が動いているのを気が付かれているのか?」
『どうだろうな。……ただ、俺
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