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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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「む、無理、私は無理だよ!」
「私たちだけならいいけど、他の局員さんたちが見ている中で歌うなんて・・・!」
「ただでさえ目立っていたのに、今そんなことしたら・・・!」
「まるで罰ゲーム!」
はやて、アリサ、すずか、なのは、フェイト、シャル、そして最後にアリシアがそう言った後、「ハッ!」彼女たちは理解したようだ。
「そう。これが先月、正月に行った小テストにおける罰ゲーム、だ! 1人1曲順番に歌ってもらう! 楽曲はみんな三が日に一度は歌ったもの。だから練習なしでもいいだろう。それに歌詞もモニターに表示される! だから安心して歌うといい! もちろん、拒否権は・・・無し!!」
俺はそう宣告した。もうどうしようもないと俺の様子を見て悟ったのか、みんなは罰ゲームを受けることを承諾。
「じゃあ順番を発表する。はやて、なのは、すずか、フェイト、アリシア、アリサ、シャル、だ」
「「「えっ!?」」」
後ろの方になるシャル達が一斉に俺に振り向いた。最初の方より最後の方が目立つからな。こんな騒ぎが起きていれば今居る見学者たちから他の局員へと連絡が入り、さらに見学者が増えるだろう。そんな中で歌っていれば否応なく有名人入り。
彼女たちにとっては罰ゲームになる。が、リンディ提督とエイミィは、この手で彼女たちを局の有名人にするつもりだ。つまりお披露目会というわけだ。9歳という幼さであるにも拘らず一線級の戦力を持った魔導師であるなのは達。ここで有名になり、なおかつコネを作ることが出来れば、後々に有利な局員生活・・という算段。しかし変態はお断り。
「はやてには〈☆に祈りを〉、なのはには〈フライング・ハイ!〉、すずかには〈きっとスタンバイ・ユー〉、フェイトには〈ツバサ〉、アリシアには〈ハートフル・ソング〉、アリサには〈Precious☆time〉、シャルには〈Give Me Everything〉。はーい、早速はやてからぁ・・・どうぞ!」
「あぅ〜・・・了解や」
車椅子を押してステージの真ん中へ向かうはやてに俺も続く。
「えー、これより時空管理局の研修生たちによる歌唱会を始めます! よろしければご拝聴ください!」
「ちょっ、そんなハードルを上げ――・・・むぅ、もう!」
はやてにマイクを手渡した俺は舞台裏へと戻り、音響機器を一手に操作するニコレッタ三尉にアイコンタクトで合図。曲が流れ始め、はやてが歌いだす。
「ルシル、あんた・・・最悪な罰ゲームを思いついたものね。まさか公衆の面前で歌わされるなんて思いもしなかったわ」
「うぅ、とんだバースデーパーティだよ・・・」
「腹を括れ〜、アリサ、シャル。というか、君たち全員の歌唱力は確かだ。堂々と歌えばいい」
「それは友達の家で、友達だ
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