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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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、立食パーティ?」「みんな小さーい」「制服ってことはなに、局員?」「新入り?」などなど、おそらく俺も含めた子供たちを見て様々な反応を示している。
「なんや目立っとるなぁ、わたしら」
「そうですね。僅かに聞こえる話し声からして、主はやてやルシル、なのは達の小ささ、そして管理局の制服を着ていることに対する驚きのようです」
「あたしだってこんなナリの所為か、研修先の航空隊の中じゃマスコット扱いでさ。嫌ってわけじゃねぇんだけど、ベッタリされ続けんのはちょっと疲れる・・・。シグナムはシグナムでこの1ヵ月、男女関係なく色々誘われてっし」
「女性隊員からは昼食を、男性隊員からは・・・逢引を。まったく。食事くらいなら受けるが、逢引など何度断っても誘ってくる輩も居る。困ったものだ」
「シグナムは美人だから。誘われて当然かもしれないなぁ〜。なぁ? はやて」
「うん。ルシル君の言う通りや。シグナムはただの美人さんだけやなくて騎士ってカッコええから。わたしかてそんなシグナムに惚れてるんやもん。男の人はなおさらや」
「っ! あ、う、その、あ、ありがとうございます、主はやて・・・」
はやてにべた褒めされたシグナムは珍しく顔を赤くし、下宿先のシャルの家では聞いたことのない話を聞けたとはやては満足気だ。そしてヴィータのフリに流されるまま隠していたことを自ら話したことに気付いたシグナムは「忘れてください」と俯くのみ。別に隠さずともいいだろうに。逆に胸を張れる話じゃないか、人気を得たと。
「シャマルはなんか隠し事とかしてへんか?」
「私ですか?・・・これまでにお話ししたことが全て、でしょうか・・・。私も男性から食事に誘われることはありましたけど、1対1での食事の誘いは断ってます」
シャマルも医務局での仕事の際、男の患者から誘われているそうだが、2人きりの場合は断り、数人での食事会なら受けている。とは言え、あくまで昼食のみ。朝と夜はシャルの家で、家族みんなで摂るからだ。
「シグナムやヴィータだけやなくてシャマルも人気者で、家族としてホンマ鼻が高いわぁ〜♪」
はやてやリインフォースもまたベルカ自治区サンクト=オルフェンの技術開発室では人気者だという。それだけではなくはやては――というより俺たち八神家は、騎士カリムを始めとした聖王教会の一部とも懇意にしている。確実にコネクションを築いていっている。
「それにしても見学客が増えてきたな」
リインフォースが周囲をチラリと確認しながら呟いた。クロノとエイミィが焼いている食材の香りに釣られる者、パーティ参加者の見た目に釣られる者、理由は様々だが人だかりが出来始めていた。うん、順調だ。チラッとエイミィに視線を送ると、彼女と目が合って・・・。
(そろそろだ、エイミィ)
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