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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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俺、エイミィの3人である結託をしている。俺にとってアリサ達に罰ゲームを下す場であり、リンディ提督やエイミィとってなのは達への歓迎の場である、俺のバースデーパーティ。さぁ、明日は頑張ってくれ、みんな。



そして日は明けて2月5日。俺の誕生日となった。俺の誕生日を祝うために用意されたのは、本局員がオフを過ごすことの出来るレクリエーションエリアの中に有る多目的野外ステージ。公園のような憩いの場所で、ほぼ全域に芝生が敷かれている。
俺たち八神家が来たころにはほとんどの準備が終わっていた。並べられた長テーブル、その上に乗るのは半球状の蓋に閉ざされた大皿の数々。唯一土が出ているところにはバーベキューコンロとその周囲には食材。

「お、来た、来た。待ってたよ〜、主役〜♪」

エイミィが大手を振って俺たちを迎えてくれた。側には制服姿のフェイトと私服姿のアリシア、アルフ、そしてクロノ、ユーノの姿がある。フェイト達と合流すると「誕生日おめでとう!」祝いの言葉を贈ってくれたから「ありがとう」と笑顔で受け取る。

「しかし母さんもどうしてここでルシルのバースデーパーティを決行しようとしたんだろうな。何か知っているか? エイミィ」

「い、いやぁ、知らない、かなぁ・・・あはは」

誤魔化し方が酷いぞ、エイミィ。念話で注意しようにもエイミィは魔力保有者――魔導師じゃないため出来ない。そんなエイミィの様子に「そうか」と頷きながらも訝しんでいるクロノ。どうフォローしようかと考えていたところに「お待たせー!」なのは、アリサ、すずか、シャルの4人が駆け寄って来た。

「「お誕生日おめでとう、ルシル君!」」

「おめでとう、ルシル」

「ありがとう、なのは、すずか、アリサ」

「ルシルぅー! プレゼント・フォー・ユー?」

なのはやすずか、アリサからの祝いの言葉、そしてシャルの突撃からのキス攻撃をスッと半歩分だけ横移動して回避。ズザザと芝生を滑る音が背後から聞こえ、「ホワイ!?」とか言って詰め寄って来た。

「ホワイも何も、そんな重いプレゼントなんて要らない。普通に祝いの言葉で十分だ」

それに、今でも若干不機嫌そうなはやてだ、もし受け取っていたら本日のテンションは終日最低を維持するだろう。それだけは阻止しなければ。で、はやてのテンションに影響を及ぼそうとしていたシャルは「チッ」とみんなには聞こえない程に小さく舌打ち。頼むからマセた身体接触行為はやめてほしい。

「はーい、みんなー。ちょっと早いけど、ルシル君のバースデーパーティ、は〜じめ〜るよ〜〜♪」

エイミィの開会の合図で、俺のバースデーパーティは幕を切った。すでに並べられていた料理を、それぞれ受け皿によそっての立食パーティ。まずリンディ提督とエイミィの狙い通りに、「なに
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