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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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う大丈夫だろ? シャル」
「ふわぁ、気持ち良かったぁ〜。これ、ホントに体も心もスッキリするね!」
満足そうに腕を、首を回すシャル。すずかとシャルの回復も終え、俺とすずか、そしてシャルは、エレフテリア二尉に昼食を奢ってもらう。それにしても本当に俺は運が良い。権威の円卓メンバーのガアプ一佐を始めとした特別技能捜査課のメンバー全員が人格的にも素晴らしい局員だ。この1ヵ月、直に話をして判った。彼女やこの課になら八神家を預けられる。
(安心できる仮宿の他に、メンバーのレア・固有スキルを全て複製し、手に入れることが出来た。これは大きな収穫だ)
メンバー全員が魔導師ランクA以上であり何らかのスキルを有する。そこに総合Sランクのはやて、固有スキル・蒐集行使。空戦S+ランクの俺、固有スキル・複製、そして八神家全員が有しているレアスキル・古代ベルカ式魔法が加わるわけだ。脅威対策室で編成される特務部隊並に強力だな、改めて考えてみると。
そうして俺たちは昼食を終え、オフィスへ戻るエレフテリア二尉、第零技術部へ向かうすずかと別れ、シャルと2人きりになる。
「そう言えば、オフィスに戻る時に廊下でシグナムとヴィータと会ったよ。ヴィータがマスコット扱いされてた」
契約通りにはやて不在の際はシグナムとヴィータは航空武装隊へ、シャマルは医務局へ出向するため、俺たちは今日それぞれ別行動だ。それでも研修生ということで下手な残業もなしであるため、家族そろってシャルの家に帰ることが出来る。
「まぁ、あの小ささだからな、ヴィータは。はやても抱き心地が最高だっていうくらいだ。現在局に就いている局員の中で最年少じゃないか? 外見上は8歳だし」
「それを言ったらルシルもでしょ? 身長は別として」
「・・・・あ」
いま気付いた。確かに戸籍上は8歳だ。あのヴィータの外見設定と同じ年齢だ。誕生日は忘れなくなったとしても自分の年齢を忘れてしまう。ヴィータと一緒。なんか変な汗をかいてきた。そんな時、「シャル、ルシル!」俺たちの名前を呼ばれた。
振り向いて見ると、そこにはトレイに昼食を乗せた「ユーノ」がこちらに向かって歩いて来ていた。ユーノは無限書庫司書という本局勤めとしては先輩で、本局勤めになってからのこの1ヵ月でよく話すようになった。あぁ、素晴らしき哉、男友達。
「明日のルシルのバースデーパーティだけど、正午から13時までの1時間だったよね?」
「そうだよ。明日も仕事入ってるし。その1時間だけが勢揃い出来るんだよ」
「僕もその時間だけ無限書庫を空けていいって司書長が言ってくれたから、僕も参加できるよ、ルシル」
「ああ。ありがとう、ユーノ」
俺たち全員の時間を合わせ、そして会場を手配したのもリンディ提督だ。そんなリンディ提督と
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