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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos36とある少年のハッピーバースデー〜Interval 5〜
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†††Sideルシリオン†††
慌ただしかった12月、それぞれの将来を考えその道を選択した1月も過ぎ、今日は2月の4日。俺は今、本局は捜査部・特別技能捜査課のオフィスに居る。八神家は配属手続きを終えたその翌日から研修生として特別技能捜査課のメンバーに付いて事件現場へと赴いて勉強だ。そしてなのは達は、それぞれ士官学校に通いながらも日常である聖祥小に通うという荒行寸前の生活をしている。
彼女たちと近況報告をし合っていて、なのはとアリサは色々学べて嬉しい、フェイトはそんななのは達と一緒に居られることが嬉しいと言っていた。そしてすずかは、なのは達とは別の技術者の士官学校に通いながら、マリエル技術官やスカリエッティを師事して頑張っている。俺たちの中で一番忙しいかも知れないな。ミッドの技術士官学校、本局の技術部、聖祥小&自宅と移動しなければならない。だから・・・
「あぅ〜、気持ち良いぃ〜〜〜♪」
「本当にお疲れ様だ、すずか。これからドクター・スカリエッティの第零技術部へ行くんだろ。倒れないか心配だぞ?」
オフィスの応接区画のソファを借りて、そこにうつ伏せに寝かせたすずかの全身に手を翳して治癒魔法コード・ラファエルを掛ける。ラファエルは傷の治療、状態異常を引き起こす付加術式の解呪などの効果を持つ。そのどれにも該当しない状態でのラファエルは、身体・精神の疲労回復となる。これなら無茶をしているすずかを守れるだろう。
「ごめんね、ルシル君。お仕事中に」
「すずかが倒れるよりはマシだよ」
すまなさそうに目を伏せるすずかの横顔を見下ろしながら微笑んでみせる。すずかに限らず彼女たちの誰かひとりでも倒れでもしたら大事になる。それを防ぐことが出来るのなら何も問題はない。むしろ「見捨てるのもどうかと思うし」俺の考えを代弁したセリフが俺の背後から掛けられた。
「「マーヴ二尉」」
俺の勉強(元一佐まで上り詰めた俺にとっては復習程度だが)を手伝ってくれていたエレフテリア・マーヴ二等陸尉が、ヒラヒラと片手を振りながら俺たちの元へとやって来た。なのはと同じ栗色をしたセミロングの髪を俺のようにうなじで結った女性で、特別技能捜査課のナンバー4。そんな彼女は優しさを湛えた青い瞳で俺とすずかを見ている。
「ルシル君は本当に頭が良くて捜査のノウハウを瞬時に呑み込んでくれるから、逆に時間が余りそうだったから何も問題ないよ。ふふ。この課に配属してくれて助かるよ。戦力的にも色々と」
エレフテリア二尉や他のメンバーの捜査に付いていくと、時には戦闘になる場合もある。というより幾度もあった。その際は俺やシグナム、ヴィータで魔導犯罪者たちを何人も潰したため、すでに重宝され始めている。
「ルシル君。すずかちゃんの回復が終わったら昼食にしましょう。お姉さ
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