閑話『黄龍と狂星の過去語り01』
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二度目の人生のリプレイに入る。
???SIDE
どうして四季と分かれちゃったんだろう? 四季と分かれてから後悔しなかった時は無かった。居なくなった初めて気付いた……四季と一緒に入れた時間がどれだけ幸せだったか。
もう一度やり直したい、そう思って四季に会いに言った時、私は四季が自己に遭うのを見てしまった。四季がいなくなった……四季に会えない……もう二度と一緒にいられない。
二度目の人生でも私は四季を失った。……みんなが私の為だって言うけど、私は四季と一緒に居たいだけ……。それなのに、私から四季を奪ったヤツラが“ワタシノタメ”といってくる。……ニクイアイツラガニクイ……。
世界なんて要らない、何もいらない……四季だけが居てくれれば私は何もいらないのに。
一緒に居たいよ、四季。
私はゆっくりと《力》を与える。ニクイアイツラにも、両親の部下にも、両親が連れてきた誰かにも……
欲しいって言うなら別に良い。こんな物はいらないから。世界なんて壊れれば良い……四季が居ない世界なんてなくなれば良い……。
両親は言う通りにすれば四季を連れてきてくれるって言ってた……。だけど、四季は最後まで……私のところには来てくれなかった。
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