暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
77話:コールオブアラート いざ初出動へ!
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「ナイスタイミングです。丁度これから、機能説明をしようかと」
「そう。もうすぐに使える状態なんだよね?」
「はい!」

するとシャーリーは、目の前に複数のモニターを表示する。そこには新しい四機のデバイスが映っていた。

「まず、その子達皆、何段階かに分けて出力リミッターを掛けてるのね。一番最初の段階だと、そんなにびっくりする程パワーが出る訳じゃないから、まずはそれで扱い方を覚えていって」
「で、各自が今の出力を扱い切れるようになったと思ったら、私やフェイト隊長や士君、リインやシャーリーの判断で解除してくから」
「丁度、一緒にレベルアップしていくような感じですね」

ふぁ〜あ……ってやべ、欠伸しちまった。しゃべる事がないから、暇になっちまう。

「あ、出力リミッターっていうと…なのはさん達にも掛かってますよね?」
「あ〜、私達はデバイスだけじゃなくて、本人にもだけどね」
「えぇ!?」
「リミッターがですか!?」
「能力限定≠チて言ってね、うちの隊長と副隊長は皆だよ。私とフェイト隊長、シグナム副隊長とヴィータ副隊長」
「はやてちゃんもですね」
「うん」

二人の言葉を聞いて、色々考え始めるフォワード陣。まぁティアナはわかるだろうが、

「部隊ごとに保有できる魔導士ランクの総計規模が決まってるのは、わかるよな?」
「は、はい!」
「なのはやフェイトのような優秀な魔導士を一纏めに保有する為には、うまく収まるように出力リミッターを掛けて調節するんだ。六課の場合ははやてが六、なのは達隊長陣が二つのランクダウン…だったよな」
「うん、そうだよ」

なのはは元々S+で、収まりがいいように2.5ランクダウンでAAにしている。はやてに至ってはSSからAランクまで、4ランク下げている始末だ。

「因みに…士さんは?」
「俺か?俺はこの状態ではAランクぐらいの魔力しか使えないんだ。だからリミッターの意味はない」
「そ、そうなんですか?」
「それでもあんな風な戦いができるなんて…」
「ま、鍛えているからな」

胸を張り、自慢げに聞いてきたエリオに言う。

「隊長さんや士さんははやてちゃんの、はやてちゃんは直接の上司のカリムさんか、部隊の監査役クロノ提督の許可がないとリミッター解除ができないですし…許可は滅多な事がない限りできないそうです」
「そうだったんですね…」
「ま、俺達が全力で戦えない分、お前達に頑張ってもらわないといけない訳だ」

俺の一言に、えぇ〜!と四人が声を上げる。

「士君!」
「余計な事言わないでくださいよ!」
「うっせぇな!事実だろうが!」
「だとしても言っていい事と悪い事があります!」
「しゃ、シャーリーまで…!」

だぁ〜もう!分かった分かった!


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