暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
77話:コールオブアラート いざ初出動へ!
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「ふぁ〜あ……眠ぃ…」
「おい士、何締まりのない顔をしてるんだよ。まだ朝だぞ?」
「朝だからだろ?」

片手で入力しながら、もう一方で頭を掻きながら二回目の欠伸をする。一回目は注意してきたヴィータも、今度は呆れて何も言わなかった。
まぁ書類の方も後少しで終わりそうだし、この後は仕事が来ない限りやることはない訳で。

「しっかし…片手で仕事やるなんて、何処で覚えたんだ?」
「片手でやるのを覚えた、というより両手で二つの事をやるのができるようになった、という感じかな」

陸上特殊対策部隊だと、一人で色々な事をこなさないといけない時が多々あったからな。ある意味慣れでもある。

「んで、ここで両手でやれば……はい、終了」
「はやっ!」
「これで今は俺の手元に仕事がなくなった訳で…一旦休憩入るな〜」
「お、おぅ…」

じゃ〜な〜、と手を振りつつデスクから離れていく。ヴィータは感心と呆れが半々の気分で、その遠ざかる背中を見送った。










一旦外の空気を吸おうと思い歩いていると、その途中で階段座るエリオの姿があった。

「エリオ、それにフリードも」
「あ、士さん」
「キュクル〜」

エリオが一人でいる状況を見るに……

「三人はまだシャワーか?」
「そうみたいです。結構経つんですけど…」
「まぁ女子の風呂は長いっていうからな」

そう言いながら俺はエリオの隣に座る。それにしても、出会った当初なんかより、かなり大きくなってるな〜。いや、当たり前か。
じっと眺めながらそう思い、エリオの頭をポンポンと頭を叩いてみる。

「いっ、な、何するんですか!?」
「いや〜、でかくなったな〜、と思って」
「そ、そりゃあ六年ぐらい経ってるんですから当たり前ですよ!だから撫でないでください!」

と言われてもな〜、なんか撫でたくなったから撫でてるんだがな〜。
エリオの髪型が乱れるぐらいに撫でていると、後ろの方から人の気配がした。

「エリオお待たせ〜……って、士さん?」
「お〜、お疲れさんティアナ。他の二人は?」
「私だけ早めに出てきました。でもすぐ来ると思いますよ」
「そうか」

地上部隊の制服に着替えたティアナに、顔だけ向けて言葉を交わす。

「……あの」
「ん〜?」
「一つ聞きたいことがあるんですが…」

真剣な表情をして聞いてくるティアナを見て、俺はエリオの頭から手を離してティアナへ体の正面を向ける。

「あの時―――士さんとの模擬戦の時に、私の魔法で見えなかった筈なのに…」
「魔力弾を弾いたり、スバルの動きに合わせた対応をしてたのが、気になるか?」
「は、はい……少なくともなのはさんとの模擬戦中、サーチャーとかでバレた事
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