第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第10話「汝、夜の闇を忘れることなかれ」
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はヒートアップ。
「アル・アジフの断片はとっくの昔に回収されたようであるがっ!この『スーパーウェスト無敵ロボ28號改ドリル・エディション〜男の夢よ永久に〜』でボコボコにした後、アル・アジフを回収してやるのであーる!!さぁ覚悟っ!」
そういうと、ウェストは再びコクピットに乗り込むと暴れだした。
「ふん、あんな鉄屑如き・・・。神之介!デモンベインを呼ぶぞ!」
「ちょいと待て!まだ、ひまわりたちを安全な場所に避難させてねぇゾ!」
ひまわり達をそのままにした状態でデモンベインを呼べば危険が及ぶ可能性がある。
「そうは言っても向こうは待ってはくれんぞ!・・・ぬわっ!?」
「うおおっ!?」
そうこう言っている内に、ドクターウェストがミサイルをぶっ放した。それを回避し、地面に着地する。
「ほらほらほら!どうした!?どぉぉぉしたのだ!?あのデモンベインとか言う巨大ロボットを喚ばないのであるか?それとも我輩の黄金な頭脳には勝てないと悟り、潔く討たれるつもりであるか?ひゃーっはははははははっ!!!」
「あの野郎・・・、好き勝手言ってくれるゾ・・・」
「まあ、アレも少しはできるロボットだったようであるが・・・その程度で我々ブラックロッジと、ましてやあの大導師と戦おうなどと、随分と身の程知らずなのであーる!」
余りのウザさに無視を決め込み、ひまわり達が避難できる場所を探そうとしたが・・・、この一言にカチンと来る。
「しかし、大導師に愚かにも挑み理解したであろう? 所詮、貴様らの力などあの程度!この世の理は焼肉ていsy・・・じゃなかった弱肉強食!弱者に過ぎぬ貴様らは、大人しく我々に平伏し、喰われるが定め!」
弱者・・・?オラ達が弱者だと・・・?
「お兄ちゃん?」
「神之介?どうしたのだ?」
ひまわりとアルがオラを見ているが、そんな事はどうでもいい・・・。今、オラが思っていることはこの糞野郎を黙らせる。・・・ソレだけだった。
「そもそも!大導師御自ら相手をする必要など、最初からなかったのである!そのことを我輩の大!傑!作!スーパーウェスト無敵ロボ(以下略)で、たっぷりとその身体に教えてやるのであーる!さあ覚悟しr「黙れよ」・・・はい?」
「マスターテリオン、マスターテリオンうっせぇゾ。そいつが何だってんだよ。この醜悪な糞野郎共がよォ!!!」
「な、なななななななぁ!!!?」
呆気にとられるウェストの声を聞きながらオラは、ある感覚に陥っていた。・・・体が燃えるように熱いのだ。だが、その反面、頭の中は恐ろしい程に冷たい。
(・・・これが魔術師としての覚醒ってヤツか)
視点がガラリと変化し、世界を一段上から見渡しているような認識と、カラダの奥底から無限に力が湧いてくるような実感。・・・今のオラなら、何でも出来そうだ。
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