第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第10話「汝、夜の闇を忘れることなかれ」
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ッパー。そのまま数歩のけぞり倒れたかと思うと、光を放ち売間のおばさんへと戻った。先ほどの激戦が嘘のようにキズ一つ無い、息をしているという事は死んでおらず気絶しているだけのようだ。
「ふぅ・・・ん?コレは・・・」
ふと、売間のオバサンの傍らに落ちてあった仄かな輝きを纏った数枚の紙片を見つけた。
「うむ、妾の断片だ」
「これがか・・・、でどうやって戻すんだ?」
オラの問いに、アルはまぁ、見ておれ。と言うと、断片に手をかざす。
「接続!アエテュル表に拠る暗号解読!術式置換!正しき姿へ還れ、我が断章!」
アルが呪文を唱えると同時に、断片がオラの纏っているボディースーツに吸い込まれ魔術文字の輝きをやどして一体化した。・・・これで終わりのようである。
「コレで回収成功だ。よくやったな神之介」
「おう。・・・それより、どうすっか。この気絶した2人」
そういって、オラは気絶している風間君と売間のおばさんを見る。ついさっき会ったばかりだから家何処かわかんねーんだよなぁ・・・。そう思っていると・・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・。
「あれ?何か音がするよ?地震?」
ひまわりの言葉に、オラの直感が警告を鳴らした。
・・・間違いない、ヤツだ。そう思った、オラは静かにひまわりに言う。
「ひま、オラに捕まってろ」
「え?どういう事?」
「すぐに分かるから」
眼をしばたかせながら問いかけるひまわりにオラは諭すように言う。分かった、と答えるとひまわりはオラの背中にしがみついた。んでもって、両手で売間のおばさんと風間君を抱えると上空へ飛ぶ。
バッゴォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
それと同時に、オラ達が居たビルが崩壊し、そこから何かが現れた。ドラム缶のような無骨なデザイン・・・破壊ロボである。
「」
背中にしがみついていたひまわりが呆気に取られた様子で破壊ロボを見ていた。・・・オラもこの街に初めて来た時もこんな感じになったのだ。ってかあんなもん見たら誰だってそーなる。
「ぬーっひゃっひゃっひゃ!我輩のナイスミドルな発明品!魔力探知機『ダウジン・・・グー(エ○は○み風)』がティンと来まくったので駆けつけてみれば、成る程、アル・アジフの断片を追えば野原神之介!貴様が現れるのが道理といえような!さーぁ!覚悟するのであーる!!!」
案の定、操縦していたであろうドクターウェストがパカッと割れたコクピットから姿を現し、オラに言う。・・・つーか、名前まで覚えられてんのか?・・・勘弁して欲しいゾ。
「お兄ちゃん」
「何か用かな?」
「・・・何あのキ○ガイ」
「・・・知らん」
そんなキチ○イもとい、ドクターウェストを見ながらオラとひまわりそんな会話をする。そんなオラ達などお構い無しにドクターウェスト
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