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ロックマンX〜朱の戦士〜
第八十九話 Awakening U
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つのパーツを見遣るエックス達。

ルナ「リミットパーツが2つだけ残っていた!!サブタンク代替わり用パーツ、ライフリカバーだ!!」

ゼロ「何?」

ルナ「これを装備すればエネルギーを完全に回復出来る。2つしかねえから2人しか回復出来ねえぞ?」

ルイン「だったらエックスとゼロが使って…私は身体がガタガタでまともに動けないから…」

イレギュラー化し、無茶な動きを繰り返した結果、身体が悲鳴を上げているルインではエネルギーを回復させたところでまともに戦えないだろう。

エックス「分かった。」

ゼロ「使わせてもらうぞ、ルナ。お前は今すぐ、ルインとゲイトを連れて脱出しろ」

ルナ「分かった!!頑張れよお前ら!!それからこいつだ!!」

ルナはエックスとゼロにバックアップデータを渡す。

ゼロ「こいつは?」

ルナ「ナイトメア調査員のDNAのバックアップデータだ。そいつを使ってシグマを倒せ!!」

ルインとゲイトを抱えて離脱するルナ。
エックスとゼロはシグマを睨み据えた。

ゼロ「おい、エックス。お前は大丈夫なのか?」

エックス「え?」

ゼロ「お前、ルインに腹を貫かれたろ」

エックス「ああ、大丈夫だよ。レイジングエクスチャージ!!」

レイジングエクスチャージで傷を癒す。
更にかつてエックスが使っていた最強のアーマー、アルティメットアーマーの記憶データがブレードアーマーと融合し、漆黒のアルティメットアーマーとなる。
レイジングエクスチャージは傷を癒すだけではなく、精神的な消耗こそ大きいが、己が意思を自らの肉体に反映させる能力でもある。
シグマを完全に倒すべく、再びアルティメットアーマーを身に纏うエックス。
シグマの額から緑の球が発射される。
粘着質な物体で、不定形に動く様はまるでスライムのようだ。

ゼロ「リキッドメタルか!!」

エックス「くっ!!」

セイバーとブレードでリキッドメタルを退ける。

シグマ「失せろ!!」

掛け声と共に地面から緑の光線が放たれた。
間一髪でかわすと着地したのと同時に再び砲門が現れた。

エックス「俺達の動きに合わせて現れるのか!?」

真下から光線が放たれたが、ゼロはエックスを抱えると、強化された機動力を持って回避した。

エックス「ゼロ、すまない…助かった。」

ゼロ「気にするな、ダブルチャージショット!!」

ダブルチャージショットがシグマの口に炸裂した。

シグマ「ぐおおおおお!!?」

エックス「そこが弱点か!!プラズマチャージショット!!」

追撃でエックスがプラズマチャージショットを放つ。

エックス「メテオレイン!!」

ゼロ「円水斬!!」

追撃でシグマの口に酸弾と
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