第八十九話 Awakening U
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ルイン「な、何だ?何故動かん…!!?」
動揺している彼女に、エックスはまだルインの意識が残っていることに気づいた。
その時、ゲイトを抱えたルナが飛び込んで来る。
ルナ「な、何だこりゃあ?何でお前達が戦ってんだよ!!?」
わけが分からないという表情を浮かべている彼女にエックスは口を開く。
エックス「ルインは…ゲイトがシグマに殺されたと思って…ウィルスを分解吸収したんだ…」
ルナ「マ、マジかよ…けどゲイトは無事だ。俺が間一髪で助けたんだ。もういいんだルイン!!元に戻れよ!!」
ルイン「ぐっ…だ、黙れ…ようやくこの身体の支配権を得たのだ…そう簡単に奪われてたまるものか…!!」
ゲイトの生存が分かり、ルインの意識が浮上してきたのか、イレギュラーの彼女の表情が歪んでいる。
エックス「いいや…、今すぐ返して貰うぞ。俺達のルインを…」
額のレンズにエックスの拳が掠る。
咄嗟にセイバーを放して、かわすがかわしきれず、額のレンズに罅が入る。
ルイン「あ…っ、ぐうう…!!や、やっと支配権を得たというのに…!!我が敗れるというのか…!?このような下賎な者共に…!!?」
エックス「ルイン…」
ルイン「み、認めん…認めるものかあああああ!!!!」
Ωナックルでエックスを破壊しようとするが、ルナがバレットを構えるとチャージレーザーを放ち、妨害する。
そしてゼロも最後の一撃を喰らわせるために拳を握り締めながら、駆ける。
ルイン「っ!!」
ゼロ「ルイン!!目を覚ませーーーーーっ!!!!」
チャージナックルが彼女の額のレンズを粉砕した。
かつてのゼロとシグマの戦いが再現された。
ルイン「うわあああああああああああ!!!!!!!!」
同時にルインは頭を抱え凄まじい絶叫を上げながらのた打ち回った。
ルイン「わ、我が…負けるだと…!?こ、このような下賎な輩に…!?ぐっ…ああああああああ!!!!」
イレギュラーの意識が消え去ったのと同時にルインの身体からウィルスが抜け、エックスの身体に刺さっていたセイバーも落ちる。
エックスは腹部を抑えながら、ルインに歩み寄る。
エックス「ルイン…」
ルイン「エックス…?」
彼女がエックスを見ると、状況を理解して顔をくしゃくしゃにする。
ルイン「ご、ごめんなさい…私…私…」
エックス「いいんだ。ルイン…ゲイトは生きていた。君も無事だった…。それでいい…」
エックスが泣きじゃくる彼女を抱き締め、ルインは更に涙を流した。
ルイン「ごめん…ごめんね皆…」
ゼロ「全く…手間のかかる奴だ。」
苦笑しながら言うゼロにルナも思わず苦笑してしまった。
ルイン「ゲイト…」
ルインが
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