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緋弾のアリア 真実の皇偵
Sランク?
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来の威力の10%にも満たないが人間に放つなら丁度良い威力だ。
の筈なのだが?

「更に加減するべきだったかな?」

キンジはゴムボールみたいに吹っ飛ばされる。
今、現在、演習所には俺とキンジしか居ないので誰も被害は受けていないが本気を出し過ぎた。
アリアの相棒だからと言って実力が備わっていると勘違いした俺のミスだ。

「キンジ?
蒼太?」

タイミングが良いと言えばいいのか悪いと言えばいいのかキンジの吹っ飛んでいる先にアリアの登場!?
このままだとキンジとアリアの衝突事故が発生してしまう!

「避けろアリア!」

と言ったつもりなんだがアリアは避ける所か吹っ飛んで来たキンジを上手くキャッチ。
そのまま地面に捨てる。
まさにキャッチ&リリースだな。

「模擬戦でもしてたの?」

「ああ、アリアの相棒と聞いたからな実力を知りたくてな」

拳銃 ベレッタ改をホルダーに戻しキンジの元に向かう。

「大丈夫、、、かな?」

「気絶してるだけよ大丈夫」

アリアの言葉に安心、一息つく。

「本気、出したの?」

「別に本気を出した訳じゃない」

本気を出していたら今頃、死んでる。
体の骨は殆ど折れて内蔵はスクランブルエッグ状態で眼球が飛び出でいるだろう。

「実力を知りたいと模擬戦に誘ったんだが、、、、、、、、、、」

「実力が思った以上に著しかった」

俺の言葉の続きをアリアは言う。
俺はアリアの相棒、キンジの実力はアリアと同等位と思って模擬戦に誘った。
でも実力はアリア以下、通常武偵以下が俺の評価だ。

「この馬鹿、実力を発揮出来る時と発揮出来ない時がバラバラなのよ。
もし本気を出せればアンタでも勝てないかも」

「実力を発揮出来れば俺に?」

面白い事を言ってくれる。
先程の模擬戦で俺とキンジの実力差は明らかだ。
次に模擬戦しても負ける気がしない。

「実力を発揮出来る時と発揮出来ない時と言ってたが?
もしかしてHSS?」

苗字に遠山の名前。
俺の母親が言っていた遠山の一族にはHSSと言う特別な能力を持った人間が産まれてくると。
遠山 キンジもその遠山の人間?

「HSS?」

アリアの反応からして知らないみたいだ。
ま、相棒と言っても知らなくて当然かな。

「気になるな」

遠山 キンジの実力はHSS発動時のみ発揮出来る。
理由が解れば次にキンジと戦う時はHSSを態と発動させて戦ってみたい。
そうすれば俺も本当の実力を発揮出来るかも知れない。

「俺のHSS」



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